IBM® Thread and Monitor Dump Analyzer for Java™ は javacore を分析し、
モニター・ロックとスレッド・アクティビティーを診断することで
ハング、デッドロック、リソースの競合などの根本原因の特定、またはボトルネックの監視を行います。
このテクノロジーは、各スレッドを分析して、以下のような診断情報を提供します。
- 最新のスレッド情報
- javacore が出力される原因となった信号
- Java ヒープ情報 (Java ヒープの最大サイズ、Java ヒープの初期サイズ、ガーベッジ・コレクター・カウンター、割り振り失敗カウンター、Java ヒープのフリー・サイズ、割り当て済みの Java ヒープ・サイズ)
- 実行可能なスレッド数
- スレッドの合計数
- ロックされたモニター数
- デッドロック情報
さらに、IBM Thread and
Monitor Dump Analyzer for Java テクノロジーでは、
ヒューリスティック分析エンジンに基づいて Java ヒープ・クラスター
(IBM SDK バージョン 1.5 およびバージョン 1.3.1 SR7 以降でのみ有効) の推奨サイズを提供します。
IBM Thread and Monitor Dump Analyzer for Java は、各 javacore を比較して、以下の情報を提供します。
- スレッドのプロセス ID 情報
- 最初の javacore のタイム・スタンプ
- 最後の javacore のタイム・スタンプ
- 毎分のガーベッジ・コレクションの回数
- 毎分の割り振り失敗の回数
- 最初の javacore から最後の javacore までの時間
- 発生したと思われるハングアップの回数
- 発生したと思われるハングアップのリスト
また、このテクノロジーは javacore でのモニター情報すべてを比較し、
デッドロック、リソースの競合を検出し、ボトルネックがあれば監視します。