CEN CCMS レポート
集中 (CEN) Computing Center Management System (CCMS) は、SAP のモニター機能の 1 つです。
この機能を使用して、複数の SAP システムの CCMS アラートを中央モニター・ハブに報告します。
SAP 環境を単一の CCMS コンソールからモニターします。集中 CCMS レポートは、以下の環境での使用に最適です。
- 主に CCMS 操作であり、必要なモニター・データが CCMS アラートのみである。
- 集中 CCMS は SAP 環境の部分である。
- ISV や ISP などの多くの SAP システムが存在する大規模な SAP 環境。
- IBM® Tivoli® Monitoring V5.x の SAP エージェント CCMS アダプターとの統合。
- 非 ABAP の SAP コンポーネントおよびアプリケーション・サーバーから、アラートを収集する。
SAP エージェントでは、アラートのみのレポートのための集中 CCMS をサポートします。このため、中央 SAP システムに SAP エージェントを 1 つ配置して、SAP 環境全体の CCMS アラートを表示します。このサポートは、以下の方法で提供されます。
- エージェントでは、CCMS アラートをレポートする際に、そのアラートがエージェントによって直接モニターされる SAP システムに関連付けられているかどうかを検査します。エージェントは、アラートが別の SAP システムに属すると判断すると、集中 CCMS の役割を果たして、追加の R3_Group 管理対象システムを自動的に作成します。
- <local_SID>-All_CCMS_alerts:Grp 管理対象システムを使用して、すべてのリモート SAP システムからアラートの完全セットをレポートします。<local_SID> の値は、直接モニターされている SAP システムのシステム ID です。例えば、ローカル SAP システムが QA1 の場合、このグループ名は QA1-All_CCMS_alerts:Grp になります。
- <local_SID>-<remote_SID>_CCMS_alerts:Grp 管理対象システムを使用して、1 つのリモート SAP システムのすべてのアラートをレポートします。<local_SID> の値は、直接モニターされている SAP システムのシステム ID です。<remote_SID> の値は、リモート SAP システムのシステム ID です。例えば、ローカル SAP システムが QA1 であり、リモート SAP システムが QA2 の場合、このグループ名は QA1-QA2_CCMS_alerts:Grp になります。
- これらの各管理対象システムはナビゲーター・ツリー内でウィジェットの完全セットを持ちますが、意味があるデータを持つのはアラート・ウィジェットのみです。
SAP エージェントは、直接管理する SAP システムの Advanced Business Application Programming (ABAP) コードで集中 CCMS グループの定義を管理します。集中アラートを受け取る SAP システムも SAP エージェントの別のインスタンスによって直接モニターされている場合、これらの定義の変更が必要になる場合があります。アラートを両方のシステムでレポートすることはお勧めしません。集中アラート・レポートは、以下のようにして制限できます。
- /IBMMON/ITM_CONFIG トランザクションを使用して、管理対象グループの保守を実行します。全 CCMS アラート・グループを変更します。グループ定義を編集してリモート・システム ID を除外することにより、このリストからリモート・システムを除去します。
- /IBMMON/ITM_CONFIG トランザクションを使用して、管理対象グループの保守を実行します。<remote_SID> CCMS アラート・グループを削除します。例えば、リモート SAP システムが QA2 の場合、このグループ名は QA2 CCMS alerts になります。
代わりに、集中 CCMS を使用して、すべての SAP システムからのアラートをレポートできますが、ローカルにインストールされた各エージェントからのアラートのレポートが行えなくなります。この構成をセットアップするには、以下の手順を使用します。
- 集中 CCMS システムをモニターするように SAP エージェント のインスタンスを構成します。エージェントが、すべてのリモート SAP システムからのすべてのアラートを検出およびレポートできるようにします。
- 各リモート SAP システムをモニターするように SAP エージェントのインスタンスを構成します。/IBMMON/ITM_CONFIG トランザクションを使用してモニター・セットおよびモニターを選択することにより、これらのエージェント・インスタンスのアラート収集およびレポートを使用不可にします。この機能内で、すべてのモニターのチェック・ボックスをクリアしてこの構成を保管します。
SAP エージェント による集中 CCMS のサポートは、純粋な CCMS モニター環境で使用して、すべてのアラートを共通コンソールに表示します。 また、機能の完全セットとともに使用してリモート SAP システムにシチュエーション、ポリシー、およびアクション実行コマンドを提供したりすることもできます。