ラージ・ページ
ラージ・ページを使用する主な目的は、大量の仮想メモリーを使用するハイパフォーマンス・コンピューティング (HPC) アプリケーションまたはメモリー・アクセス集中型アプリケーションのシステム・パフォーマンスを向上させることです。 システム・パフォーマンスが向上する原因は、変換索引バッファー (TLB) がマップできる仮想メモリーの範囲が広がるので、TLB のミスが減ることです。
ラージ・ページでは、4 KB の境界での事前取り出し操作の再始動の必要性をなくすために、メモリーの事前取り出しも改善されています。 AIX® は、32 ビット・アプリケーションと 64 ビット・アプリケーションの両方によるラージ・ページの使用をサポートします。
POWER4 ラージ・ページ・アーキテクチャーでは、256 MB セグメント内のすべての仮想ページが同じサイズでなければなりません。 AIX は、プロセス内の一部のセグメントは 4 KB ページでバッキングされ、その他のセグメントは 16 MB ページでバッキングされるという混合モード・プロセス・モデルを使用して、このアーキテクチャーをサポートします。 アプリケーションは、ヒープ・セグメントまたはメモリー・セグメントをラージ・ページで対応するように要求することができます。 詳しくは、 ラージ・ページのアプリケーション構成を参照してください。
AIX は、個別の 4 KB および 16 MB の物理メモリー・プールを維持します。 16 MB メモリー・プールでの物理メモリー量を、vmo コマンドを使用して指定することができます。 ラージ・ページ・プールは動的になったため、指定した物理メモリー量は即時に有効になり、システム・リブートの必要はありません。 残りの物理メモリーは 4 KB 仮想ページに対応します。
# chuser capabilities=CAP_BYPASS_RAC_VMM,CAP_PROPAGATE <user id>