Oracle データベースの作成

WSRR データベースを手動で作成するには、WebSphere® Service Registry and Repository で提供されているスクリプトを編集して実行する必要があります。このトピックでは、Oracle データベースに関連付けられているスクリプトを編集して実行する方法について説明します。

このタスクについて

重要 UTF-8 コード・セットを使用してデータベースを作成する必要があります。他のコード・セットは正しく機能しません。

スクリプトを実行して Oracle データベースを手動で作成できるようにするには、スクリプトを WSRR 用にカスタマイズする必要があります。以下のデータベースを作成できます。
  • WSRR
  • アクティビティー・ロギング
  • サービス統合バス。
    注: サービス統合バスなしで WSRR を使用することはサポートされていません。
これらのデータベースは別々に作成することもできますし、アクティビティー・ロギング表とサービス統合バス表を WSRR データベース内に作成することもできます。最も一般的なシナリオでは、アクティビティー・ロギング表とサービス統合バス表を WSRR データベースで作成します。このトピックではそのシナリオについて説明します。createWsrrSchema.sql、createActSchema.sql、または createSibSchema.sql スクリプトを使用してユーザーを作成する場合、WSRR を開始する前にアカウントをアンロックする必要があります。

以下の値を使用してください。

表 1. WSRR で Oracle データベースの作成に使用する値
説明
$ACTDB_SCHEMA アクティビティー・ロギング・データベース・スキーマ。これは、$ACTDB_USER の値と同じでなければなりません。
$DB_NAME WSRR データベース名。
$DB_SCHEMA WSRR データベース・スキーマ。これは、$DB_USER の値と同じでなければなりません。
$DB_USER Oracle データベース内のユーザー (デフォルトは SYSTEM)
$DB_PASS $DB_USER のパスワード
$ORACLEPATH Oracle のインストール・ディレクトリー。
$ORAUSER Oracle インストールを所有するオペレーティング・システム ID (通常は「oracle」)
$ORASYSPASS Oracle SYSTEM ユーザーのパスワード。
$SIBDB_SCHEMA サービス統合バスのデータベース・スキーマこれは、$SIBDB_USER の値と同じでなければなりません。
$SQLPATH SQL ファイルへのパス。例: install_root/WSRR/dbscripts/oracle または install_media_root/dbscripts/oracle
注: データベースを使用または作成するときは、以下の制約事項を認識している必要があります。
  • Java™ バージョン 1.6 JDBC ドライバーである ojdbc6.jar ファイルを使用する必要があります。
  • データベースは、既存のものか、新規に作成するものかに関わらず、UTF-8 コード・セットを使用する必要があります。他のコード・セットは正しく機能しません。UTF-8 で新規のデータベースを作成するには、以下のパラメーターを設定します。
    • CHARACTERSET = "AL32UTF8"
    • NATIONALCHARACTERSET= "UTF8"
  • Oracle では、データベースの名前は 8 文字に切り捨てられます。そのため、8 文字より長い名前の使用は避ける必要があります。
  • netca ツールを使用して TCP 接続を受け入れるようにリスナーが定義されていることを確認します。詳しくは、Oracle の資料を参照してください。

手順

  1. スクリプト・ファイルをデータベース・サーバーにコピーします。
  2. 以下のステップを実行して空のデータベースを作成します (既存のデータベースを使用する場合は、これらのステップを省略してください)。
    1. $SQLPATH/dbca.rsp を編集します。
      • __VARFILEPATH__ のすべてのインスタンスを $SQLPATH で置き換えます。
      • __DBNAME__ のすべてのインスタンスを $DB_NAME で置き換えます。
    2. $ORAUSER として以下のコマンドを実行します。
      $ORACLEPATH/bin/dbca -silent -responseFile $SQLPATH/dbca.rsp -redoLogFileSize 250
    3. 次のコマンドを実行して、データベース名で ORACLE_SID を設定します。
      ORACLE_SID=$DB_NAME
      export ORACLE_SID
  3. WSRR のデータベースを構成します。
    1. ファイル $SQLPATH/createWsrrDb.sql を編集します。
      • __DBNAME__ を $DB_NAME で置き換えます。
      • __DBSYSPASSWORD__ を $ORASYSPASS で置き換えます。
    2. $ORAUSER として以下のコマンドを実行します。
      $ORACLEPATH/bin/sqlplus /nolog @$SQLPATH/createWsrrDb.sql
  4. WSRR スキーマおよび表を作成します。
    1. ファイル $SQLPATH/createWsrrSchema.sql を編集します。
      • -- schema -- で始まる行のコメントを外します。
      • __DBSCHEMA__ を $DB_SCHEMA で置き換えます。
    2. $ORAUSER として以下のコマンドを実行します。
      $ORACLEPATH/bin/sqlplus SYSTEM/$ORASYSPASS@$DB_NAME  @$SQLPATH/createWsrrSchema.sql
    3. ファイル $SQLPATH/createWsrrTables1.sql$SQLPATH/createWsrrTables2.sql、および $SQLPATH/createWsrrProcs.sql を編集します。
      • __DBUSER__ を $DB_USER で置き換えます。
      • __DBSCHEMA__ を $DB_SCHEMA で置き換えます。
    4. $ORAUSER として以下のコマンドを実行します。
      $ORACLEPATH/bin/sqlplus SYSTEM/$ORASYSPASS@$DB_NAME  @$SQLPATH/createWsrrTables1.sql
      $ORACLEPATH/bin/sqlplus SYSTEM/$ORASYSPASS@$DB_NAME  @$SQLPATH/createWsrrProcs.sql
      $ORACLEPATH/bin/sqlplus SYSTEM/$ORASYSPASS@$DB_NAME  @$SQLPATH/createWsrrTables2.sql
  5. アクティビティー・ロギング・データベースのスキーマおよびデータベース表を作成します。
    1. ファイル $SQLPATH/createActSchema.sql を編集します。
      • -- schema -- で始まる行のコメントを外します。
      • __DBSCHEMA__ を $ACTDB_SCHEMA で置き換えます。
    2. $ORAUSER として以下のコマンドを実行します。
      $ORACLEPATH/bin/sqlplus SYSTEM/$ORASYSPASS@$DB_NAME  @$SQLPATH/createActSchema.sql
    3. ファイル $SQLPATH/createActTables.sql を編集します。
      • __DBUSER__ を $DB_USER で置き換えます。
      • __DBSCHEMA__ を $ACTDB_SCHEMA で置き換えます。
    4. $ORAUSER として以下のコマンドを実行します。
      $ORACLEPATH/bin/sqlplus SYSTEM/$ORASYSPASS@$DB_NAME  @$SQLPATH/createActTables.sql
  6. サービス統合バス・データベースのスキーマおよびデータベース表を作成します。
    1. ファイル $SQLPATH/createSibSchema.sql を編集します。
      • -- schema -- で始まる行のコメントを外します。
      • __DBSCHEMA__ を $SIBDB_SCHEMA で置き換えます。
    2. $ORAUSER として以下のコマンドを実行します。
      $ORACLEPATH/bin/sqlplus SYSTEM/$ORASYSPASS@$DB_NAME  @$SQLPATH/createSibSchema.sql
    3. ファイル $SQLPATH/createSibTables.sql を編集します。
      • __DBUSER__ を $DB_USER で置き換えます。
      • __DBSCHEMA__ を $SIBDB_SCHEMA で置き換えます。
    4. $ORAUSER として以下のコマンドを実行します。
      $ORACLEPATH/bin/sqlplus SYSTEM/$ORASYSPASS@$DB_NAME  @$SQLPATH/createSibTables.sql

タスクの結果

Oracle データベースが作成されます。