ターゲット・ランタイムを WebSphere Application Server に設定されたプロジェクトの V8.0、V8.5、V9.0、または V9.1 から V9.5 ワークベンチへのマイグレーション

ターゲット・ランタイム設定 では、プロジェクトを実行するアプリケーション・サーバーと そのバージョン・レベルを指定します (例えば、プロジェクトを WebSphere® Application Server V8.5 上で 実行することが目標である場合は、ターゲット・ランタイム設定を WebSphere Application Server V8.5 に 設定する必要があります)。プロジェクトのターゲット・ランタイム設定の指定では、サーバーにクラスパスを定義する場合に役立ちます。IBM® Rational® Software Delivery Platform V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 から V9.5 へ Java™ EE プロジェクトをマイグレーションする際は、 ターゲット・ランタイム設定を保持できます。

このタスクについて

プロジェクトのクラスパスには、2 つのクラスパス・エントリーが含まれています。 1 つは Java Developer Kit に対するエントリーで、もう 1 つはサーバーに 対するエントリーです。 Java Developer Kit のエントリーは、Java Developer Kit のバージョンをサポートするために必要な JAR ファイルを含むディレクトリーを指しています。 サーバー のエントリーは、選択したサーバーで使用可能な複数のパブリック JAR ファイルを含むディレクトリーを指しています。指定される Java Developer Kit は、サーバーで必要な JDK です。 プロジェクトはその後、そのクラスパスにある JAR ファイルに対してコンパイルを実行します。

WebSphere Application Server に設定されたターゲット・ランタイム環境のプロジェクトを V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 から V9.5 ワークベンチにマイグレーションする場合、「ワークスペースのマイグレーション」ウィザードによって、ターゲット・ランタイム環境を WebSphere Application Server の一致する、または高位のバージョン・レベルに更新することを求めるプロンプトが表示される場合があります。 高位のバージョン・レベルの WebSphere Application Server が選択されている場合、プロジェクト・リソースの仕様レベルは、選択された高位のバージョン・レベルの WebSphere Application Server と互換性がある必要があります。 WebSphere Application Server とそれがサポートする仕様レベルについて詳しくは、WebSphere Application Server インフォメーション・センターにある仕様および API 資料 というトピックを参照してください。

制約事項:
  • ターゲット・ランタイム環境を WebSphere Application Server V7.5、V8.0 または V8.5 に更新することによって、 プロジェクトを V8.0, V8.5, V9.0、または V9.1 から V9.5 ワークベンチにマイグレーションできます。 ただし、このマイグレーション・ツールでは、ターゲット・ランタイム環境を、Apache Tomcat サーバーなど他のどのサーバーにもアップデートすることは サポートされていません。また、このマイグレーション・ツールでは、IBM Rational Software Development Platform V8.0 より前のワークベンチからのプロジェクトのマイグレーションはサポートされていません。
  • WebSphere Application Server をターゲットとしたプロジェクトを IBM Rational Software Delivery Platform V8.0、V8.5、V9.0、または V9.1 から V9.5 ワークベンチにマイグレーションした後は、このツールでは、マイグレーション済みプロジェクトの V9.5 から V8.0、V8.5、V9.0、または V9.1 ワークベンチへの後方互換性はサポートされません。

手順

  1. 次の手順を実行して、ワークスペースのランタイム環境に WebSphere Application Server 項目が含まれていることを確認します。
    1. IBM Rational Software Delivery Platform V9.5 ワークスペースで、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「サーバー」 > 「ランタイム環境」 を選択します。
    2. 「サーバー・ランタイム環境」ページの右ペインにある 「サーバー・ランタイム環境」 リストで、WebSphere Application Server 項目があることを確認します。 WebSphere Application Server 項目がない場合は、『サーバー・ランタイム環境設定の定義』というトピックを 参照してランタイム環境を追加してください。
      ヒント: この「サーバー・ランタイム環境」設定ページで指定されている WebSphere Application Server の一致する、または最も近い高位のバージョン・レベルが、マイグレーションされたプロジェクトを V9.5 ワークスペースに移動したときに選択できるデフォルトのターゲット・ランタイム環境になります。
  2. 次のいずれかのオプションを選択して、Java EE プロジェクトを V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 から V9.5 ワークベンチへマイグレーションします。
    • プロジェクト交換のオプションを使用して、プロジェクトを V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 ワークスペースからエクスポートし、既存プロジェクトをワークスペースにオプションを使用して、プロジェクトを V9.5 ワークベンチにインポートできます。
    • ソース・コード管理 (SCM) システムを使用して、プロジェクトを V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 から V9.5 ワークベンチにロードできます。SCM システム内に存在する V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 ワークベンチのプロジェクトは、V9.5 ワークスペースへのロード時にマイグレーションすることを求めるプロンプトが表示される場合があります。
    • 旧 V8.0、V8.5、V9.0、 または V9.1 ワークスペースで V9.5 製品を開始することによって、同じコンピューター上の V8.0、V8.5、V9.0、 または V9.1 を V9.5 ワークスペースに完全にマイグレーションできます。この場合、「ランタイム環境」(「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「ランタイム環境」) で指定されている設定も、マイグレーション時に保持されます。 詳しくは、『マイグレーションの概要』トピックを参照してください。
  3. ワークスペースのマイグレーション」ウィザードが開いた場合、このウィザードによって、プロジェクトまたはワークスペースをこの製品の現在のリリースにマイグレーションできます。「ワークスペースのマイグレーション」ページで、「次へ」をクリックします。
  4. マイグレーションが必要なワークスペース・プロジェクト」ページで、マイグレーションする プロジェクトを選択して、「次へ」をクリックします。
  5. マイグレーション・プロジェクトのリソース」ページに、マイグレーションによって影響される V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 ワークスペース・ファイルがリストされます。ワークスペースがソース・コード管理 (SCM) システムの下 にある場合、これらのファイルは SCM システムからチェックアウトされます。「次へ」をクリックします。
  6. 「未定義サーバー・ランタイム」ページに、V9.5 ワークベンチで定義したサーバー・ランタイム環境にアップデートする必要がある、V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 ワークベンチからのランタイム環境をターゲットにしたプロジェクトのセットが表示されます。
    1. 各未定義サーバー・ランタイム環境の場合、「新規サーバー・ランタイム」列の下でコントロールを使用して、V9.5 ワークスペースで定義されているサーバー・ランタイム環境を選択します。
    2. 「新規サーバー・ランタイム」列の下に「サポートするサーバー・ランタイムはありません」という値が表示されている場合、または、V9.5 ワークスペースに対して新しい WebSphere Application Server ランタイム環境を定義する場合は、「サーバー・ランタイム環境を検索します」リンクをクリックして、ランタイム環境を V9.5 ワークベンチに追加します。 「ランタイム環境の検索」ダイアログ・ボックスで、C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer など、サーバー・ランタイム環境へのディレクトリー・パスを指定します。 「OK」をクリックします。「新規サーバー・ランタイム」列の下でコントロールを使用して、新しく作成されたサーバー・ランタイム環境を選択します。
    3. 新規サーバー・ランタイム環境に変更するプロジェクトを選択します。「次へ」をクリックします。
  7. 同じコンピューター上で V8.0、V8.5、V9.0、 または V9.1 から V9.5 ワークスペースにマイグレーション している場合、「マイグレーション」ページが表示され、サポートされなくなったか、 または V9.5 ワークベンチにマイグレーションできない、V8.0、V8.5、V9.0、または V9.1 ワークスペースで定義 されているサーバーおよびランタイム環境があると、プロンプトが表示されます。
    「マイグレーション」ページで、サーバー はサーバー名およびホスト名項目で識別されますが、ランタイム環境 はサーバー名項目でのみ識別されます。サーバー およびランタイム環境の説明は、以下のとおりです。
    • サーバー とは、ワークベンチからアプリケーション・サーバー またはサーバー・プロファイルの既存のインストール済み環境へのポインターです。「サーバー」ビューにジャンプすることによってV8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 ワークベンチのサーバー項目を可視化できます。
    • ランタイム環境 は、以下の定義で構成されています。
      • サーバー・ランタイム環境を識別する名前
      • サーバーのベンダーおよびバージョン・レベルを指定するサーバーのタイプ
      • サーバーのローカル・インストール済み環境へのディレクトリー・パス
      • 場合によっては、Java ランタイム 環境への参照も含まれます。
      サーバー・ランタイム環境」設定ページ (「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「サーバー」 > 「ランタイム環境」) にジャンプすることによって、V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 ワークベンチのランタイム環境項目を視覚化できます。
    V9.5 ワークベンチでサーバーまたはランタイム環境がサポートされていますが、サーバーまたはランタイム環境が既に V9.5 ワークベンチの同じサーバー名を使用して定義されている場合、V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 ワークスペースからマイグレーションできません。

    デフォルトでは、これらのサーバーおよびランタイム環境項目の削除のための チェック・ボックスにチェック・マークが付けられています。これらの定義を 保持することを選択する場合は、「ロケーション」列の下で、サーバーまたはランタイム環境がワークベンチ上で保存されるファイル・パス・ディレクトリーを見つけることができます。 ただし、「ロケーション」列の下の値に、「ワークスペース・メタデータ」という値 が含まれている場合、VV8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 ワークスペースからのサーバーまたはランタイム環境項目がメタデータとして存在することを意味します。メタデータとして存在する V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 ワークスペースからのサーバー項目 は、以下のディレクトリーで確認できます。

    -For servers created in a V8.0, V8.5, V9.0 or V9.1 workbench: x:¥workspace¥.metadata¥.plugins¥org.eclipse.wst.server.core¥servers.xml
    メタデータとして存在する V8.0、V8.5、V9.0 または V9.1 ワークスペースからのランタイム環境項目は、以下のディレクトリーで確認できます。
    -For runtime environments created in a V8.0, V8.5, V9.0 or V9.1 workbench: x:¥workspace¥.metadata¥.plugins¥org.eclipse.core.runtime¥.settings¥org.eclipse.wst.server.core.prefs
    ここで、x:¥workspace は、V9.5 ワークスペースのディレクトリーです。「次へ」をクリックします。
  8. マイグレーション開始の完了 (Complete Migration Startup)」ページが 表示されます。マイグレーションを開始する準備が整ったら、 「完了」ボタンをクリックします。
  9. マイグレーションが完了すると、「マイグレーションの検証」ウィンドウが開きます。「OK」をクリックします。
  10. マイグレーション結果」ビューに、 マイグレーション中にワークベンチによって発行されたバリデーターがリストされます。 このビューを使用すると、現在のワークスペースのマイグレーションされたプロジェクトの 整合性を検証できます。
  11. プロジェクトがマイグレーションされた後、ターゲット・ランタイム環境 は WebSphere Application Server の選択されたバージョン・レベルに更新されます。 これを確認するには、「JavaEE」 パースペクティブで利用可能な「エンタープライズ・ エクスプローラー」ビューにジャンプし、マイグレーションされたプロジェクトを 右クリックして、「プロパティー」 > 「 ターゲット・ランタイム」を選択します。 「WebSphere Application Server vX」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。ここで、vX は、WebSphere Application Server のバージョン・レベルです。

次のタスク

マイグレーション済みプロジェクトでの成果物レベルの変更

マイグレーションされたプロジェクトで成果物レベルを変更するための情報は、以下のとおりです。

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