Machine Learning を Operational Decision Manager と共に使用するためのランタイムの構成

Machine Learning for z/OSOperational Decision Manager を一緒に使用する前に、この両方の製品で外部 Liberty サーバーを構成する必要があります。

始める前に

このタスクを開始する前に、Operational Decision Manager を外部 Liberty サーバーにインストールします。トポロジー 6 の構成: Liberty サーバー上の Operational Decision Manager を参照してください。これらのステップでは、2 つの JCL を実行依頼します。
  • HBRWLPC は、Liberty 用の XML ファイルを構成します。
  • HBRWLPD は、XML ファイルを Liberty のユーザー・ディレクトリーに配置します。

このタスクについて

このタスクでは、Operational Decision Manager および Machine Learning for z/OS の資料に従って、それらを外部 Liberty サーバーにインストールします。

手順

  1. 以下のステップを実行して、WOLA が含まれている稼働中の Liberty 環境があることを確認します。
    1. Liberty 作業データ・セット *.WLP.SHBRJCL(HBRDPLOY)HBRDPLOY を実行依頼して、Miniloan サンプル・ルール・アプリケーションを配布します。
    2. Liberty 作業データ・セット *.WLP.SHBRJCL(HBRMINW)HBRMINW を実行依頼して、サンプル・ルール・アプリケーションを実行します。
    3. サンプルの出力が正しいことを確認します。
  2. Liberty プロファイル・サーバーの db2Type2.xml ファイルと db2Type4.xml ファイルを編集します。両方のファイルで、<feature>jdbc-4.0</feature><feature>jdbc-4.1</feature> に変更します。
  3. Machine Learning for z/OS 資料のステップに従って、既に Operational Decision Manager が含まれている Liberty に MLz をインストールします。
    Configuring machine learning scoring services on z/OS®』を参照してください。
    ヒント: オプション 3「Machine Learning スコアリング・サービスを外部 WLP サーバーと統合する」を使用してください。 これにより、Operational Decision Manager アプリケーションが保持されたまま、Liberty にインストールされます。
  4. Liberty XML 構成ファイルにサーバーの HTTP (およびオプションで HTTPS) ポートの定義が既に含まれている場合は、これらの行を削除します。
    Machine Learning for z/OS 構成プロセスは、Liberty server.xml ファイルにポート設定を追加します。
    <httpEndpoint httpsPort="-1" httpPort="-1" id="defaultHttpEndpoint"/>
    <httpEndpoint httpsPort="-1" httpPort="-1" sslOptionsRef="MLzScoringSSLOptions" host="*" id="MLZAdminHttpEndpoint"/>
    <httpEndpoint httpsPort="-1" httpPort="24018" sslOptionsRef="MLzScoringSSLOptions" host="*" id="MLZHttpEndpoint"/>
  5. Rule Execution Server コンソール・アプリケーションを Liberty サーバーでホストする (例えばそれを Decision Runner で使用する) 必要がある場合は、構成変更が必要です。以下のようにこの変更により、Machine Learning for z/OS 構成に含まれるデフォルト・フィーチャーの代わりに、カスタム・セットのフィーチャーが使用されます。
    1. server.xml ファイルから次の行を削除します。 <feature>webProfile-7.0</feature>
    2. server.xml ファイルで、行 </featureManager> の後に、include のリストの先頭に次の行を挿入します。<include location="MlzContent.xml" />
  6. Liberty サーバーを再始動し、Machine Learning for z/OS が始動するのを待ちます。
    これには最大 30 分かかります。
  7. MLz インストール済み環境を管理ダッシュボードに接続し、チャーン・サンプルをインストールします。
    1. Liberty サーバーを、スコアリング・サービスとして Machine Learning for z/OS 管理ダッシュボードに定義します。
    2. チャーン・サンプルの配布を作成します。これにより、このモデルが Liberty サーバーのスコアリング・サービスに送信されます。
  8. 配布の「アクション」メニューから Test API を選択して、Machine Learning for z/OS 管理ダッシュボード内でモデルをテストします。
  9. HBRMINW を再実行依頼して、Operational Decision Manager がまだ機能していることを確認してください。

タスクの結果

これで、Operational Decision Manager と MLz が単一の Liberty にインストールされ、連携する準備ができました。