TCP/IP サブシステムの検査

AIX® コマンドを使用して TCP/IP サブシステムを調べることができます。

以下のようなコマンドがあります。

  • netstat コマンドを使用して、必ずネットワーク・インターフェースが初期化され、通信パスがローカル・ノードとターゲット・ノード間に存在することを確認します。
  • ping コマンドを使用して、ノード間の Point-to-Point 接続を確認します。
  • すべてのネットワーク・インターフェースで ifconfig コマンドを使用して、無効な IP アドレス、不正なサブネット・マスク、および不適切なブロードキャスト・アドレスを検出します。
  • /var/hacmp/log/hacmp.out ファイルを調べて、/etc/rc.net スクリプトが正常に実行されたことを確認します。 ゼロの終了状況を探してください。
  • IP アドレス・テークオーバーが有効な場合、/etc/rc.net スクリプトが実行され、サービス・インターフェースが基本 (ブート) アドレスではなく、サービス・アドレス上に存在していることを確認します。
  • lssrc -g tcpip コマンドを使用して、inetd デーモンが実行されていることを確認します。
  • lssrc -g portmap コマンドを使用して、portmapper デーモンが実行されていることを確認します。
  • arp コマンドを使用して、クラスター・ノードが同一の IP アドレスまたはハードウェア・アドレスを使用していないことを確認します。
  • netstat コマンドを使用して、以下のことを行います。
    • ノードに定義されたネットワーク・インターフェースの状況を表示します。
    • ローカル・ノードからターゲット・ノードの経路を定義するかどうかを判別します。

      netstat -in コマンドはノードの初期化済みインターフェースすべてのリスト、およびそのインターフェースの接続先のネットワークと IP アドレスを表示します。 このコマンドを使用すると、サービス・インターフェースとブート・インターフェースが別々のサブネットに存在するかどうかを判別できます。 サブネットは、「Network (ネットワーク)」列に表示されます。

netstat -in

Name Mtu NetworkAddress  IpktsIerrs  OpktsOerrsColl
lo0 1536 <Link> 18406  0 18406  00
lo0 1536 127 127.0.0.118406  0 18406  00
en1 1500 <Link> 11116260 58643  00
en1 1500 100.100.86.100.100.86.136  11116260 58643  00
en0 1500 <Link> 943656 0 52208  00
en0 1500 100.100.83.100.100.83.136  943656 0 52208  00
tr1 1492 <Link> 18790 165600
tr1 1492 100.100.84.100.100.84.136  18790 165600

出力の 1 列目、3 列目、4 列目を確認します。 「Name (名前)」列は、このノードで定義され使用できるすべてのインターフェースをリストします。 名前の前のアスタリスクは、インターフェースがダウンしている (使用できない) ことを示します。 「Network (ネットワーク)」列は、インターフェースの接続先 (そのサブネット) を示します。 「Address (アドレス)」列は、ノードに割り当てられている IP アドレスを識別します。

netstat -rn コマンドは、ターゲット・ノードの経路が定義されているかどうかを示します。 定義済みの経路をすべて表示するには、以下のように入力します。

netstat -rn

以下の例のような情報が表示されます。

Routing tables
DestinationGateway  Flags  Refcnt UseInterface
Netmasks:
(root node)
(0)0 
(0)0 ff00 0 
(0)0 ffff 0 
(0)0 ffff ff80 0  
(0)0 70 204 1 0
(root node)Route Tree for Protocol Family 2:
(root node)
127 127.0.0.1U 3  1436  lo0
127.0.0.1 127.0.0.1UH0456  lo0
100.100.83.128100.100.83.136  U 6 18243  en0
100.100.84.128100.100.84.136  U 1  1718  tr1
100.100.85.128100.100.85.136  U 2  1721  tr0
100.100.86.128100.100.86.136  U 8 21648  en1
100.100.100.128  100.100.100.136 U 039  en0
(root node)Route Tree for Protocol Family 6:
(root node)
(root node)

ネットワークへの特定の経路 (例えば、100.100.83) をテストするには、以下のように入力します。

netstat -nr | grep '100\.100\.83'

100.100.83.128100.100.83.136  U 6 18243  en0

同じテストを、経路指定テーブルにこの経路が存在しないシステムで実行しても、応答は戻されません。 サービス・インターフェースとブート・インターフェースがブリッジ、ルーター、またはハブによって分離され、ネットワーク・デバイスとの通信に問題が発生する場合は、デバイスが 2 つのネットワーク・セグメントを 1 つの物理ネットワークとして処理するように設定されていない可能性があります。 構成から独立したデバイスをテストするか、システム管理者に支援を求めてください。

ネットワークにアクティブなインターフェースが 1 つしかない場合は、クラスター・マネージャーはそのインターフェースの障害イベントを生成しません。

このコマンドの使用について詳しくは、netstat マニュアル・ページを参照してください。