MO:DCA-P データ

MO:DCA-P データ・セットには構造化フィールドのみが含まれます。この構造化フィールドのタイプと順序は、「Mixed Object Document Content Architecture Reference」で定義されているように、AFP アーキテクチャー仕様を満たす必要があります。

PSF は、以下を含む、MO:DCA Presentation Interchange Set (IS) データ・ストリームをサポートします。
MO:DCA AFP/Archive (AFP/A)
MO:DCA AFP/A は、長期の保存および検索に使用される AFP 文書アーキテクチャー交換セットです。このサブセットではページの独立性が確保され、解像度、デバイス・デフォルト・フォント、および外部リソースが明確に指定されていないイメージが排除されます。
MO:DCA IS/3
MO:DCA IS/3 は、厳密なオープン・スタンダード・プロセスを通じて業界のコンセンサスを達成する最初の交換セットです。MO:DCA-P IS/3 では、既存の機能が改善され、「Begin Print File (BPF)」構造化フィールドと「End Print File (EPF)」構造化フィールド、複数イメージ TIFF オブジェクト・サポートといった新機能が導入されています。
MO:DCA AFP/A, IS/3
MO:DCA AFP/A, IS/3 は、AFP/Archive と IS/3 の両方の交換セットの規則と制限に従った AFP 文書アーキテクチャー交換セットです。
MO:DCA Graphic Arts Function Set (GA)
MO:DCA GA は MO:DCA IS/3 の拡張であり、PDF プレゼンテーション・オブジェクトのサポートを追加します。
お客様独自の MO:DCA-P データを作成するか、またはお客様用のデータを作成するプロダクトを使用できます。 下記の IBM® ライセンス・プログラムは、ページ・プリンター出力用の MO:DCA-P データを作成します。これらのライセンス・プログラムのいずれかを使用して、 AFP プリンターで印刷する文書を作成する場合は、その文書は構造化フィールドで構成されるデータ・セットとして 作成されます。
文書構成プログラム (DCF)
グラフィックスとイメージを含めた、文書のページ全体構成をサポートする汎用テキスト処理 プログラム。DCF には、テキスト・フォーマッターである、SCRIPT/VS が含まれています。この SCRIPT/VS は、SCRIPT/VS 自身の制御ワードによりマークアップされた文書および Generalized Markup Language (GML) タグによりマークアップされた文書を処理します。GML タグは速記テキスト・マークアップであり、文書の要素を 書式設定します。

DCF を使用したフォーマットについては、「Document Composition Facility: SCRIPT/VS Text Programmer's Guide」を参照してください。

Publishing Systems BookMaster® (BookMaster)
SCRIPT/VS フォーマッターを使用して印刷または表示される文書の書式設定を制御する GML のインプリメンテーション。

BookMaster を使用したフォーマットについては、「Publishing Systems BookMaster User's Guide」を参照してください。

Windows 対応 AFP プリンター・ドライバー
Windows アプリケーションが MO:DCA-P 出力を生成するための AFP プリンター・ドライバー。この出力は、ホスト上で PSF に対して定義したどのプリンター上でも、または LAN 上で Windows 印刷サーバーに対して定義したどのプリンター上でも印刷されます。

Windows 対応 AFP プリンター・ドライバーをダウンロードするには、Ricoh AFP プリンター・ドライバー Web サイトを参照してください。

AFP の用語上では、複合文書とは文書の内容をマークアップするデータ・オブジェクト、およびその内容に基づき実行される処理機能を規定するリソースと書式指定の集まりのことです。MO:DCA-P 文書には、表示テキスト、イメージ、グラフィックス、 およびバーコード・データのオブジェクトを混在させることができます。 次の IBM 製品は、MO:DCA-P データ・ストリームから複合文書を作成するアプリケーション・プログラマーを支援するものです。
AFP Toolbox
呼び出し可能な C、C++、または COBOL インターフェースを介して技術的に高度で複雑な AFP 機能へのアクセスができるようにするプログラム。 詳しくは、AFP Toolbox User's Guideを参照してください。

データのフォーマット設定

DCF、BookMaster、AFP プリンター・ドライバー、または AFP Toolbox により作成される MO:DCA-P データは、ページ上で MO:DCA-P データをフォーマットする方法を記述するのに必要なすべての情報をその構造化フィールドの中に含みます。 MO:DCA-P データの印刷にはページ定義は不要です。ページ定義を指定すると PSF は無視します。

特に、ページ位置指定、両面印刷、オーバーレイなどの機能を定義するにはフォーム定義が必要 です。DCF と AFP Toolbox の 両方を使用して、フォーム定義の中のコピー・グループを変更することができ、さらに印刷データ・セット内の 両面印刷などの機能を選択して使用することもできます。 BookMaster では、 コピー・グループを変更するためのタグは提供されません。

ご使用のジョブの JCL に FORMDEF パラメーターを指定した場合を除き、PSF はデフォルトのフォーム定義を使用します。 このデフォルトのフォーム定義には、両面印刷、ビン (用紙トレイ) 選択、ページ表示などの、そのジョブで使用したいものとは異なる制御が含まれることもあります。FORMDEF パラメーターについては、書式定義の指定を参照してください。 フォーム定義の内容については、フォーム定義を参照してください。

フォントの選択

DCF、BookMaster、AFP プリンター・ドライバー、および AFP Toolbox のページ出力には、印刷データ・セットに使用されるフォント名が含まれます。

JCL パラメーター

MO:DCA-P データの印刷時には、DCB パラメーターの RECFM サブパラメーターには、印刷 データ・セットには紙送り制御文字を含むという指定 (RECFM=VBA または RECFM=VBM) が必要 です。MO:DCA-P データで使用される唯一の紙送り制御文字は構造化フィールド用の X'5A' であるため、ANSI (VBA) またはマシン (VBM) のどちらかの制御方式を指定できます。

MO:DCA-P データの印刷時には、以下の JCL パラメーターは無視されます。
  • FCB
  • OPTCD=J
  • PAGEDEF
  • TRC
  • UCS

JCL パラメーターの説明については、AFP 用の JCL の使用を参照してください。