個々の構成プロパティーの変更
IBM Process Server または IBM Process Center の構成プロパティーを変更するには、トポロジー内の適切な 100Custom.xml ファイルを使用します。
- IBM Process Designer での保存モードの設定
web Process Designer 内で、エディターでの変更内容がどのように保存されるかを決定するオプションを、100Custom.xml ファイルに collaboration-mode 構成設定を追加することで設定できます。 - Process Designer の Web パフォーマンスを向上させるためのブラウザー・キャッシュの有効化
IBM BPM には、ツールキットのスナップショットに対してブラウザー・キャッシュを有効にするかどうかを制御する 2 つの設定があります。ブラウザー・キャッシュが有効なときは、エディターが必要とするリソースに対するネットワーク呼び出しの数が削減されます。これにより、エディターのスケーラビリティーが向上し、パフォーマンスが強化されます。これらの設定のデフォルト値をオーバーライドするために、updateBPMConfig コマンドを使用して、100Custom.xml ファイル内の設定を追加または変更できます。 - スナップショット・デプロイメントまたはインスタンス・マイグレーションで使用する EPV データの選択
IBM BPM の以前のリリースでは、最も新しく変更された EPV データがスナップショット・デプロイメントまたはインスタンス・マイグレーションで使用されました。暫定修正 JR47706 では、ターゲット・スナップショット・バージョンのデフォルトの EPV データによって古いスナップショット・リリースの EPV データ・セットが上書きされる新しい動作が導入されました。ただし、より新しい暫定修正 JR52960 では、デフォルトの EPV データではなく最も新しく変更された EPV データが使用される動作が復元されています。構成可能プロパティー epv-deploy-default が導入され、これらの 2 つの動作を切り替えられるようになっています。 - 参照対象タスクが存在しない場合のプロセス・インスタンス・トークンの削除
IBM BPM の以前のリリースでは、プロセスが参照しているタスクが存在しないか、またはプロセスにタスクが含まれていない場合、プロセス・インスタンス・トークンを削除できませんでした。ただし、関連タスクがないそれらの孤立プロセス・インスタンス・トークンを削除できるようにするために、構成可能プロパティー force-token-action が導入されました。 - Process Admin Console を使用した大量の未完了プロセス・インスタンスのマイグレーション
Process Admin Console を使用して大量の未完了プロセス・インスタンスをマイグレーションする場合、メモリーの問題で Web ブラウザーがクラッシュしたり停止したりする可能性があります。サーバーは、非常に大きいインスタンス・データ・ブロックをクライアント・ブラウザーに返します。 ただし、Process Admin Console を使用して 1 回のマイグレーション中にマイグレーションされるインスタンスの数を指定できるように、構成可能プロパティー migrate-instances-count が導入されました。 - プロセス・インスタンスのマイグレーション中のチーム同期の無効化
プロセス・インスタンスを IBM Process Server 環境の新規の IBM Business Process Manager (BPM) スナップショットにマイグレーションする場合、ビジネス・プロセス定義 (BPD) を起動できないようにするためにチームから意図的に削除されたグループおよびメンバーは自動的に復元されます。ただし、構成可能プロパティー disable-team-sync を使用して、プロセス・インスタンスのマイグレーション中のチーム同期を無効化し、削除されたグループおよびメンバーが自動的にチームに再度追加されないようにすることができます。 - アドホック・グループのユーザー・メンバーシップのモニターおよび修復
一般的には、アドホック・グループのユーザー・メンバーシップは変更しないでください。ただし、メンバーシップはいくつかの方法で変更できるために、アドホック・グループが誤って不正になってしまうことがあります。すべてのアドホック・グループは共有されているため、メンバーシップを変更すると、その後に作成されるすべてのタスク (同じユーザー・リストに割り当てられている) が誤ったアドホック・グループおよびメンバーシップに関連付けられてしまいます。 ただし、enable-ad-hoc-group-monitoring 構成設定を 100Custom.xml ファイルに追加することで、アドホック・グループをモニターし、誤ったユーザー・メンバーシップを修復することができます。 - 内部サービス・タイプへの認証済みユーザー・アクセスの制御
IBM BPM の以前のリリースでは、executeServiceByName URL を使用してサービスを呼び出すことが可能で、サービス・タイプに基づくアクセス制限はありませんでした。その代わり、内部使用のみを意図したサービスは、すべての認証済みユーザーが使用可能でした。IBM BPM の今回のリリースには、executeServiceByName URL を使用して実行された呼び出しについてサービス・タイプを検証するという動作が含まれていますが、後方互換性を維持するために enforce-correct-service-type-for-execute-service-by-name 構成設定が導入されました。この設定を 100Custom.xml ファイルに追加して、認証済みユーザーに対して意図的に内部サービス・タイプの呼び出しを許可するために使用できます。 - ユーザー情報キャッシュとデータベースの間のユーザーの不一致の解決
ユーザー情報キャッシュとデータベースの間でユーザーが一致しない場合、ユーザー情報キャッシュは、データベース内に存在しないユーザーに対する参照を保持します。キャッシュ内のユーザー情報がその後のデータベース操作に使用される場合、不一致の後に行われるデータベース・トランザクションは、制約違反例外で失敗することがあります。 この不一致を防ぐために、user-info-cache-block-period 構成設定を 100Custom.xml ファイルに追加できます。この設定を使用して、キャッシュ項目を無効と見なして使用しない期間を指定できます (その項目がデータベースから少なくとも 1 回正常に読み取れたことによって確認されていない場合)。 - タスク・インスタンス・データに対する管理者のアクセス権限の制御
デフォルトでは、管理者は、関連タスクの所有者かどうかに関わらず、タスク・インスタンス・データの取得と表示を許可されています。ただし、タスク・インスタンス・データに対する管理者のアクセス権限を、authorization-enabled-for-admins-to-get-set-task-data 構成設定を 100Custom.xml ファイルに追加することで制御できます。 - オンライン Process Server に対するインスペクターのアクションの制限
特定の Process Server または環境タイプに対する Process Designer インスペクターのアクションを制限できます。 - TWManagedFile JavaScript API の絶対 URL の指定
TWManagedFile JavaScript API の .url プロパティーでは、相対 URL がデフォルトで使用されます。ただし、必要な場合は、100Custom.xml ファイルに構成設定を追加して絶対 URL を使用することができます。 - Web サービスのタイムアウトの指定
timeout プロパティーは、アウトバウンド要求を呼び出すときに Web サービス応答を待機する時間の長さを指定するために使用します。 - BPD およびサービス・フローの変数サイズの警告限度の制御
IBM BPM には、ビジネス・プロセス定義 (BPD) およびサービス・フローの変数サイズについて警告限度を指定するいくつかの設定が構成ファイル内にあります。警告限度がいずれかの設定以上になると、警告メッセージが SystemOut.log ファイルに記録されます。ただし、100Custom.xml ファイルに設定を追加することで、設定のデフォルトの警告限度をオーバーライドできます。設定のデフォルトの警告限度をオーバーライドすることで、大規模の配列または大きな値を発生させるか、多数の変数を使用する BPD、プロセスとアクティビティー、またはサービス・フローとステップ名を見つけることができます。これにより、サーバーでのメモリー不足例外のトラブルシューティングを実施できます。 - サービスおよびプロセス・インスタンスでの無限ループの検出
サービスおよびプロセス・インスタンスで無限ループを検出して処理するために使用できる、一連のループ検出プロパティーがあります。 - ステートフル・セッション Bean キャッシュの変更
デフォルトのキャッシュ・タイムアウトを変更するには、トポロジーに対応する 100Custom.xml ファイルの session-bean-cache-expiry-timeout の値を編集します。 - ユーザー・ログイン中のグループ・メンバーシップ取得の最適化
WebSphere ネイティブ構成を使用して、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) と IBM BPM データベースとの間でユーザーとそのグループ・メンバーシップのグループ取得を最適化します。 - 末尾ブランクのあるユーザー名の更新の無効化
IBM Business Process Manager (BPM) は、末尾ブランクのあるユーザー名と、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) レジストリー内のそれらのユーザーに対応する末尾ブランクのないエントリーを同一と見なします。デフォルトでは、IBM BPM は、同期時にデータベース内の末尾ブランクのあるユーザー名の情報を、それらに対応する LDAP の情報を使用して更新します。この動作も推奨される動作です。ただし、互換性の理由により、末尾ブランクのあるユーザーの更新を無効にできます。 - アップロードされるコンテンツ管理文書のファイル・サイズの構成
大規模なファイルや定義済みのユース・ケースに必要でないファイルがアップロードされてリソース (ディスク・スペースやネットワーク・スループットなど) が消耗するのを防ぐために、 システム管理者は、文書リスト Coach ビューのアップロード対象コンテンツ管理文書のファイル・サイズを制限できます。 - 頻繁にロギングされるエラー・メッセージの非表示
トポロジーに対応する 100Custom.xml ファイルの log-tracked-loudly 構成プロパティーにより、頻繁なエラーメッセージのロギングを有効または無効にします。
欠落しているグループに関する警告の非表示
トポロジー内の該当する 100Custom.xml ファイルの warn-of-membership-referring-to-missing-group 構成プロパティーにより、欠落しているグループに関する警告のロギングを有効または無効にします。- グループ・メンバー・キャッシュのメンバーをデータベースから取得することの指定
トポロジー内の 100Custom.xml ファイルの group-member-cache-source 設定を使用して、グループのメンバーを、ユーザー・レジストリー (LDAP など) からではなく、IBM Business Process Manager データベースからのみ取得することを指定します。この設定により、グループ・メンバーがキャッシュにロードされる速度が大幅に向上し、キャッシュ再ロードの回数が削減されます。 - 追加のシステム・レーン・ユーザーの構成
構成設定を更新して、IBM Business Process Manager 環境の追加のシステム・レーン・ユーザーを追加、置換、または削除できます。 - 1 次キーのブロック・サイズ割り振りの変更
インスタンスやタスクなどのオブジェクトを IBM BPM に作成すると、1 次キーが生成されます。1 次キーは IBM BPM 内部で使用されるものであり、必要に応じて作成されます。1 次キーのデフォルト・ブロック・サイズ割り振りは 50 です。 ほとんどの環境ではこの値を変更する必要はありません。しかし、 処理量の多い環境では、1 次キーのブロック・サイズ割り振りを増加させる必要がある場合があります。そのためには、トポロジーに対応する 100Custom.xml ファイルの <pri-key-block-size> 構成設定を指定します。 - executeServiceByName JavaScript API を使用する場合のプライベート変数の有効範囲の強制
executeServiceByName JavaScript API を使用している場合、マップに入力変数を指定できます。入力変数名が、呼び出されるサービスのプライベート変数の名前と一致する場合、API がこのプライベート変数の値を上書きします。呼び出されるサービスのアプリケーション・データを保持するには、トポロジー内の対応する 100Custom.xml ファイルのプロパティーを構成することで、プライベート変数の有効範囲を強制できます。 - シリアライゼーション中の無効な XML に対する IllegalDataException の処理
ASCII 制御文字を含むストリングを XML に変換すると、シリアライゼーション中に IllegalDataException が発生します。 トポロジー内の対応する 100Custom.xml ファイルに構成可能プロパティーを追加して、ストリングを自動的に XML 準拠にすることができます。 - 追跡されるパフォーマンス・データの最大文字数の拡張
デフォルトでは、パフォーマンス・データ (追跡してレポート作成のために Performance Data Warehouse に送られる変数フィールド) に許容される最大文字数は、64 です。 この限度は、IBM Business Process Manager Performance Data Warehouse のプロパティー・ファイルに以下のような変更を加えることによって拡張できます。 このプロパティーに加えた変更は、トラッキング・グループ・テーブル内の列サイズに影響を及ぼします。 - 異なるサービス・タイプを実行するための callService 構成
IBM Process Portal は、callService サーブレットおよび tw.coach.callService JavaScript API を使用してサービスを呼び出します。このサーブレットは、デフォルトで Ajax サービスを実行するように構成されています。Ajax サービス以外のサービスを呼び出す際に callService に依存するカスタム・クライアント・アプリケーションを使用する場合は、IBM Process Center または IBM Process Server の 100Custom.xml ファイルに構成プロパティーを追加して、呼び出し可能なサービスのホワイトリストを指定します。 - カスタム・アプリケーションにより生成された詳細エラー・メッセージの表示
一般的なエラー・メッセージではなく、カスタム・アプリケーション・コードによって生成された詳細エラー・メッセージを表示するには、display-debug-error-messages 構成設定を、ご使用のトポロジー内の該当する 100Custom.xml ファイルに追加します。 - Event Manager のモニターに表示される項目数の制御
トポロジー内の該当する 100Custom.xml ファイルの event-job-threshold 設定を構成すると、Process Admin Console の Event Manager のページに表示される項目数を制御できます。
ビジネス・オブジェクトの検証動作の定義
IBM Process Designer では、単純型に対する制限を定義するビジネス・オブジェクト・タイプを作成できます。例えば、基本型として 10 進数を使用するビジネス・オブジェクト・タイプの場合、精度とスケールの設定を指定できます。これらの設定は Heritage Coach で検証されます。また、プロセスまたはサービスで変数値を設定する際にも検証されます。各種の設定を使用して検証をカスタマイズして、XML スキーマで定義された totalDigits 制約ファセットおよび fractionDigits 制約ファセットのように動作するようにすることができます。- プロキシー設定の構成
インターネット接続にプロキシー・サーバーを使用する場合、例えば Blueworks Live に接続するときなどに、インターネット接続に適切なサーバーとプロトコルを使用するよう、IBM Business Process Manager を構成することができます。 - 読みやすい形式でユーザーのフルネームを取得する
フェデレーテッド・リポジトリーを使用する際に、displayName 属性を使用するように 100Custom.xml ファイルでユーザー・プロパティーを構成することができます。これにより、出力が読みやすくなります。 - 作業スケジュールのデフォルトの時間帯の指定
IBM Process Portal では、ユーザーの作業スケジュールまたはアクティビティーの期限に対して指定する時間帯が、プロセスおよびアクティビティーの期日を計算するために使用されます。時間帯を指定しない場合、中央標準時の時間帯がデフォルトとして使用されます。ただし、IBM Process Server、Process Center、または両方の環境の 100Custom.xml ファイルでカスタムのデフォルト値を適用できます。
親トピック: 100Custom.xml ファイルおよび構成