IBM Endpoint Manager バージョン 9.1

IBM Endpoint Manager のプラットフォーム

すべての IBM Endpoint Manager アプリケーションは、IBM Endpoint Manager プラットフォーム上で実行されます。

IBM Endpoint Manager のプラットフォームは、全体的な IT インフラストラクチャーの中核部分として機能する、多層構造のテクノロジー・プラットフォームです。 このプラットフォームは、IT インフラストラクチャーの管理作業を管理対象デバイスそのものであるエージェントに配布する、コンテンツ駆動型の動的なメッセージングおよび管理システムです。

このプラットフォームでは、専用ネットワークまたはパブリック・ネットワークを介して、最大で 250,000 までの物理コンピューターと仮想コンピューター (サーバー・デスクトップ、ローミング・ラップトップ、携帯電話、POS 装置、現金自動預け払い機、セルフサービス・キオスクなど) を管理することができます。

このプラットフォームでサポートされるのは、Microsoft Windows、UNIX、Linux、および Mac OS です。サポートされるバージョンについては、サーバー要件を参照してください。

IBM Endpoint Manager for Mobile Device Management 製品のライセンスを購入すると、プラットフォームのサポート対象が Microsoft Windows Mobile、Apple iOS、Google Android、および Blackberry OS にも拡張されます。サポートされるバージョンについては、IBM Endpoint Manager for Mobile Device Management を参照してください。

IBM Endpoint Manager プラットフォームは、以下の機能および利点を備えています。
単一のインテリジェント・エージェント
10 M バイト未満の RAM で作動し、管理する必要のあるすべてのコンピューターにインストールする必要があります。このエージェントは、ネットワークに接続されているかどうかにかかわらず、規定されたポリシーと対比して、エンドポイントの状態を絶えず査定します。ターゲットがポリシーまたはチェックリストに準拠していないことをエージェントが検出すると、すぐにサーバーに通知し、構成済みの修復タスクを実行した後、ただちにタスクの状況および結果をサーバーに通知します。ほとんどの場合、エージェントは、ユーザーからの直接介入を一切必要としないサイレント・モードで動作します。ただし、ユーザー応答を要求する必要がある場合、このプログラムでは画面にプロンプトを表示することもできます。IBM Endpoint Manager エージェントがインストールされたコンピューターも、クライアント と呼ばれます。
単一のコンソール
エンドポイント保護、システム・ライフサイクル管理、セキュリティー構成および脆弱性の管理など、どのような特定のソリューションを使用する場合でも、そのソリューションは単一のコンソールから管理されます。必要な権限を持つオペレーターであれば、コンソールを使用して、ネットワークのその他の部分に影響を与えることなく、フィックスを必要とするコンピューターのみにそれを迅速かつ容易に配布することができます。コンソール要件について詳しくは、コンソール要件を参照してください。
単一のサーバー
個々のクライアントとの間の情報の流れを調整し、その結果をデータベースに保存します。ポリシー・ベースのコンテンツを管理し、環境内のすべての装置に対してオペレーターがリアルタイム可視性を維持し、制御できるようにします。このコンテンツは Fixlet というメッセージで配信され、クラウド・ベースの「コンテンツ・デリバリー」サービスを使用して継続的に更新されます。ほとんどの分析、処理、および実施作業はサーバーでなくエージェントによって行われるため、単一のサーバーで最大 250.000 までのエンドポイントをサポートできます。複数のサーバーを採用すれば、高可用性を実現できます。
1 つ以上のリレー (オプション)
分散デバイスおよびポリシー・コンテンツの管理を容易にします。リレーとは、リレー・サービスを使用して拡張されたクライアントのことです。ホスト・コンピューターを保護するためのすべてのクライアント・アクションを実行し、さらに子クライアントおよび子リレー対して、コンテンツおよびソフトウェアのダウンロードを配信します。リレーを使用すると、各ネットワーク・コンピューターがサーバーに直接接続する必要がなくなるので、負荷を大幅に軽減することができます。数百のクライアントがダウンロードのために 1 台のリレーを指定することができるので、同様にサーバーに対する要求は 1 つのみになります。リレーは他のリレーにも同様に接続できるため、効率はさらに高まります。エージェントをリレーにプロモートするために要する時間は数分であり、専用のハードウェアやネットワーク構成を変更する必要はありません。
2 次サーバー (オプション)
災害復旧用にサーバー情報を複製する、災害用サーバー・アーキテクチャー (DSA) サーバー。ある IBM Endpoint Manager サーバーで障害が発生しても、他の IBM Endpoint Manager サーバーが、元のサーバーの全機能を備えた IBM Endpoint Manager サーバーとして自動的に引き継ぎます。
Web レポート
Web レポート・プログラムを使用すると、以下のことが可能になります。
  • データのチャートやグラフを生成し、ハードコピーが得られます。
  • ネットワーク内のすべての Fixlet アクティビティーの監査証跡の維持が容易になります。
  • データをエクスポートして、スプレッドシートまたはデータベースでさらに操作することができます。
  • 組織にインストールされている予備の IBM Endpoint Manager サーバーからの情報を集約します。
このインターフェースは Web ブラウザーで実行され、一連のユーザーはこれを使用してコンピューターの状態を表示することができますが、これらのユーザーにこれらのコンピューターを変更する権限が付与されることはありません。


フィードバック