HMC へのサーバーのケーブル接続

ハードウェア管理コンソール (HMC) は、論理区画の管理、仮想環境の作成、およびキャパシティー・オンデマンドの使用を含め、管理対象システムを制御します。HMC は、サービス・アプリケーションを使用して管理対象システムと通信し、情報の検出と統合整理を行い、分析のために IBM® サービスに情報を転送します

HMC のインストールおよび構成がまだ済んでいない場合は、この時点で行ってください。手順については、インストールおよび構成のシナリオ を参照してください。

POWER8 プロセッサー・ベースのサーバーを管理するには、HMC がバージョン 8 リリース 8.6.0 以降である必要があります。HMC のバージョンおよびリリースを表示するには、以下の手順を実行してください。

  1. ナビゲーション領域で「更新」をクリックします。
  2. 作業領域で「HMC コード・レベル」セクションに表示されている情報を確認して記録します。この情報には、HMC のバージョン、リリース、サービス・パック、ビルド・レベル、および基本バージョンが含まれています。

ご使用の HMC バージョンおよびリリースを更新する必要がある場合は、>HMC マシン・コードの更新、アップグレード、およびマイグレーション を参照してください。

サーバーを HMC にケーブル接続するには、次の手順を実行してください。

  1. HMC を管理対象システムに直接接続する場合は、HMC「イーサネット・コネクター 1」を管理対象システムの「HMC1 (T4)」ポートに接続します。
    図 1. 管理対象システムへの HMC の直接接続
    管理対象システムへの HMC の直接接続の図
  2. 複数の管理対象システムを管理できるようにするために HMC をプライベート・ネットワークに接続する方法については、HMC ネットワーク接続 を参照してください。
    注:
    • HMC に接続されているスイッチに複数のシステムを接続することもできます。 手順については、HMC ネットワーク接続 を参照してください。
    • スイッチを使用する場合は、スイッチの速度を必ず Autodetection に設定してください。サーバーが HMC に直接接続されている場合は、HMC のイーサネット・アダプター速度を必ず Autodetection に設定してください。メディア速度の設定方法について詳しくは、メディア速度の設定 を参照してください。
  3. 2 台目の HMC を管理対象サーバーに接続する場合は、管理対象サーバー上の「HMC2 (T5)」というラベルの付いたイーサネット・ポートに接続してください。
  4. ケーブル・マネージメント・アームを通したケーブルの配線および拡張装置の接続から続行します。



最終更新: 2017 年 7 月