ディメンション階層を使用した詳細の集約

データをキューブにインポートすると、特定の詳細レベルにおけるビジネスのスナップショットが得られます。例えば、市区町村別の製品の週単位または月単位の販売データをインポートできます。これらのデータ・ポイントを識別するディメンション要素は、各ディメンション内の単純要素またはリーフ・レベルの要素 (1 週間の販売、1 製品の販売、および 1 市区町村における販売) です。

ディメンション階層を使用すると、数値 データを分析で有意なカテゴリーに簡単に集計できます。各カテゴリーは、ディメンション内の複数の要素に関する詳細の集計に対応します。例えば、毎月の販売金額を合計した四半期要素を作成できます。TM1® では、集計を表す要素は、集約要素または集約と呼ばれます。

次の図は、“Region”ディメンションの要素に関する 3 つのレベルの集計を示しています。市区町村は、最下位レベルの詳細 (レベル 0) を表します。市区町村は都道府県集約 (レベル 1) に集計され、さらに地域集約、最終的に Eastern USA 集約 (レベル 3) に集計されます。

“Region”ディメンションの要素に関する 3 つのレベルの集計を示した図。