IBM Storage
STOP!とりあえず大容量ストレージ
2019-05-21
カテゴリー IBM Storage | Software Defined Storage
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ストレージのパフォーマンス低下により白骨化する情シス部
「…仕事、辞めたい…」
情シス部のストレージあるある悩みを、名画に絡めて解説する【名画で学ぶストレージ】。ギャラリーオーナー、猫、美術品コレクターに扮するIBMのストレージ担当者が、情シス部の悩みを解決に導きます。
twitter#名画で学ぶストレージ でも配信中
今回解説するのは私、「たなか」です。
家事と育児で忙しない日々を送りながらも、ストレージ名画ギャラリーへ足繁く通う美術品コレクター。素晴らしい作品との出会いを求めて世界の果てまで旅をしている。
一言:「名画はマイSDSにアーカイブ」
大容量ストレージは根本的な問題を解決しない
「これから先、どのくらいデータが増えるか予測がつかない」という悩みを抱える情シス部の常套手段は、ひとまず大容量ストレージを導入してみること。ところがいざ導入してみると、アクセス頻度が高いアクティブ・データと滅多にアクセスしないアーカイブ・データが混在してしまい、あっという間にパフォーマンスが急降下。不要なデータの退避や空きストレージ探しに追われ、新たなストレージを購入しようにも稟議書が却下される。そうしてストレージに同調するかのようにパフォーマンスが急降下した情シス部のみなさんの疲弊、怒り、悲しみ、やるせなさを描いたのが、このゴッホの名画ですわ。いや、エンジニアにとって環境は第一。真っ当なストレージ・システムを整えてくれる企業に、転職考えたほうがいいかもしれませんで。
理想はアクティブ・データとアーカイブ・データの振り分け
増える一方のデータへのアクセスを考えると、アクティブ・データはフラッシュ・ストレージに、アーカイブ・データは磁気ディスクやテープに保管することが理想的ですわな。情シス部のみなさんならもちろん検討されたことがあるでしょうが、各部署の言い分を聞きながら調整するなんてミッション・インポッシブル!あげく、上の方々からはコスト削減を求められる中、「フラッシュ・ストレージ…」とつぶやいただけで「高いでしょ」なんて返される始末でしょ。あーほんま、心は空っぽ、虚無なガイコツ状態になるのも無理ないですわ。
高速ストレージと低速ストレージを自動的に使い分け!
IBMの「IBM Spectrum Scale」はデータへの高速アクセス、拡張性、コスト最適化をもたらすソリューション。アクセス頻度が高いアクティブ・データはフラッシュ・ストレージに、アクセス頻度が低いアーカイブ・データやゴミ箱データは低コストな磁気ディスクやテープなどに自動的に振り分けて保管するため、ストレージのコストを最適化できるんです。またファイルI/Oのストライピングやディスク増設によってディスクアクセスを高速にして、負荷も分散できます。
「予測できないから」と、とりあえず大きな容量のストレージを導入するなんてギャンブルやめまひょ。これなら無駄なコストが発生しまへんから、お金に厳しい上の方々もきっと納得してくれるはず。転職考える前に、一度提案してみてくんなはれ〜。
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