IBM Storage

IBM + Red Hat:ハイブリッドクラウド・ストレージを強化

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IBMはハイブリッドクラウド・アプリケーションとデータ・ストレージを再定義

2022年10月4日(US時間)は、IBM Storageにとって非常に重要な節目となる日です。Red Hatが、Red Hat Ceph StorageRed Hat OpenShift Data Foundation(ODF)、さらには、RookやNooBaaを含むストレージ・ポートフォリオと関連チームを、IBM Storageに移管することを発表しました。この発表により、業界で最も完全で強力なソフトウェア・デファインド・ストレージのポートフォリオが完成したと確信しています。

お客様は、ハイブリッドクラウド戦略を急速に取り入れています。そして、ハイブリッドクラウドの導入を成功させるための重要な要素の1つは、データへのアクセスを統一することです。

Red Hat Storageは、コンテナのために誕生し、ハイブリッド・クラウドネイティブ・アプリケーションとデータのために構築され、業界を牽引する存在となりました。IBM Storageは、世界トップクラスのインフラストラクチャーを持ち、ソフトウェア・デファインド・ストレージのプラットフォームを開発してきました。オープンソースのイノベーションを活用し、業界をリードするポートフォリオと、オンプレミスのインフラストラクチャーとクラウドの両方で、一貫した体験をお客様に提供するため、Red Hatと共に取り組み、現在、イノベーションを加速しています。

その結果、ハードウェアに依存しないストレージ・サービスで、ベアメタル、仮想環境、コンテナ環境におけるアプリケーションとデータのためのハイブリッドクラウド・ストレージを真に再定義します。当社のソフトウェア戦略は、この基盤に基づき、アプリケーションとデータの双方向の可搬性を実現することです。もう妥協する必要はありません。

Red Hat Ceph Storageは、Red Hat OpenStack Platformと密接に統合されています。OpenShift Data Foundationの中核となっており、現在多くのお客様で、CephのオペレーターとしてRookを実行しています。Cephは、オンプレミスやクラウドでOpenShiftが稼働している場所であればどこでも安全に稼働します。また、圧倒的なスケールで運用を簡素化し、アプリケーション開発者の市場投入までの時間を短縮します。

当発表は、IBMのグローバルな販売網とライフサイクル・サービスに基づく、よりシンプルで幅広いプラットフォーム・サポートにより、ハイブリッドおよびマルチクラウドの展開をより迅速に行うことを意味しています。IBMは、既存のお客様とオープンソース・コミュニティーに対するRed Hatのコミットメントを継続し、今後数カ月以内に発表される新製品とサービスによってロードマップを加速していきます。

IBMは、Red Hat アソシエイトをIBM Storageに迎え、お客様やパートナーと協力し、共通の一貫した体験を提供することを楽しみにしています。エッジからコア、クラウドまで、ソフトウェア・デファインド・ストレージは、あなたが探していた答えです。それが今IBMから登場したのです。

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本記事は「IBM + Red Hat: Doubling Down on Hybrid Cloud Storage(written by Denis Kennelly, General Manager, IBM Storage)」を抄訳したものです。


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