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IBM Power10 スケールアウトおよびミッドレンジ・サーバーを発表

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予測不能かつダイナミックな今日のビジネス環境に最適

近い将来においては、不確実性がビジネスの主役になっています。お客様と会話をするときもIT業界の中でも、毎日のようにこの状況を目の当たりにしています。多くのお客様が生産能力やサプライチェーンの問題に頭を悩ませており、適切な人材とスキルを持つことが、ビジネス成長を加速させるために必要不可欠な要素となっています。

IBMが提供する製品とサービスが、ハイブリッド・クラウドとAIに関するお客様の戦略にとって重要であることを痛感しており、このような変化の激しい時代に、お客様にIBMのテクノロジーと専門知識を提供できることを嬉しく思います。IBMのインフラストラクチャーは、世界レベルのサポートと、パートナー企業による強力で活気あるエコシステムに支えられており、最も差し迫った課題の解決を支援します。

これまで以上に、この変化の激しさに対応するために、テクノロジーを駆使した効率性と生産性が求められています。ビジネスでは、情報技術に卓越したパフォーマンスと柔軟性が求められています。また、レジリエンスも重要な要素となっています。そして、これらすべてが、企業の環境、社会、およびガバナンスの目標を損なってしまうようなことがあってはならないのです。

では、IBM のサーバーはこれらの問題にどのように対応できるのでしょうか。

昨年 9 月に IBM® Power10® ハイエンド・サーバーを発表しましたが、本日、スケールアウト・サーバーの Power S1014、Power S1022、Power S1024 と、ミッドレンジ・サーバーの Power E1050 という4 つの新システムを発表し、引き続きポートフォリオの拡充を行っています。Power10プロセッサーをベースにしたこれらの新システムは、前世代の2倍のコアとメモリー帯域幅を持ち、Power10製品ライン全体にハイエンドのメリットをもたらします。

これらの新しいPower10プロセッサー搭載システムは、具体的には、次のようなビジネス価値をお客様に提供します。

1. データからの価値を最大化するアプリケーションのモダナイズ

新しいPower10プロセッサー搭載システムは、基幹業務アプリケーションやデータベースなどのミッションクリティカルなワークロードの実行と、コンテナ化されたアプリケーションやクラウドネイティブ・アプリケーションの効率性を最大化することの両方に最適化されたシステムです。Red Hat® OpenShift®によるエコシステムは、段階的な変革を可能にし、クラウド・ネイティブ開発は、AIX、IBM i、Linux上のアプリケーションで利用でき、お客様業務を実行することができます。Power10プロセッサーの各コアには4つのMatrix Math Acceleratorが搭載されており、同一サーバー上で推論を実行しデータへのアクセスと分析を高速化することで、AIモデルのパフォーマンスを向上させ、レイテンシーを短縮します。

2. 攻撃から守るためのインフラを確保

サイバーセキュリティーは、お客様との会議で最初に取り上げられることが多いテーマです。Power10 プロセッサー搭載システムの特徴は、プロセッサーからクラウドまでの一貫したプラットフォームの保全性があるということです。新しい Power S1014、Power S1022、Power S1024、Power E1050 プラットフォームは、透過的なメモリー暗号化、強化されたVM間の分離、Trusted Boot をサポートし、ハッカーによる新たなサイドチャネル攻撃の防止を支援します。これらは、ミッションクリティカルなビジネス・アプリケーションのパフォーマンスに影響を与えることなく、ハイブリッドクラウド環境全体のセキュリティーを強化するように設計されています。また、耐量子暗号化や完全同型暗号化などの暗号化の進歩をサポートし、今日のデータを明日の悪意から保護することを目的としたセキュリティー標準も含めました。

3. 運用の自動化により生産性の向上を支援

お客様は、手作業で行っていたインフラ業務を管理することで生産性を向上させるために、ソフトウェアによる運用自動化を急速に進めております。生産性を向上させることで、より価値の高いプロジェクトに集中できるようになります。すべてのPower10プロセッサー搭載サーバーは、Red Hat OpenShift を利用することができ、IBM Cloud Pak™ テクノロジーで管理し、Red Hat Ansible で自動化されたハイブリッドクラウド全体のワークロード・デプロイメントを最適化するための一貫した自動化と管理を備えています。また、お客様は、エンタープライズ・ハイブリッドクラウド・アプリケーションのモニタリングと可観測性を別途購入することができます。Instana™ on Powerで問題を予測し、Turbonomic™ on Power でリソースの最適化を行うことができます。

また、従量課金制サービスを拡張および簡素化することで、お客様のインフラストラクチャーに、より柔軟な利用方法の選択を提供します。ビルトインのコスト最適化により、オンプレミスでクラウドの経済性を活用することができます。さらに、Power S1022、Power S1024、Power E1050 はいずれも Power Private Cloud 機能を備えており、需要の急増時にサーバー・リソースをプールで共有し、柔軟性を向上させることが可能です。Power Private Cloud は、毎月請求書を発行する従量課金制のため、パブリッククラウドと同じような感覚で利用することができます。重要なアプリケーションやデータがどこにある場合でも、その制御は維持されます。

これまでのところ、Power10の市場での評判は素晴らしいものです。Power10 プラットフォームの能力について、そして、お客様のビジネス目標にPower10の機能がいかに適しているかについて話し合う時に、そこには明らかな勢いがあります。Power10サーバーは、このような不確実な時代に適したサーバーであり、お客様のニーズにあわせて、幅広いオプションと従量課金制サービスの選択肢を提供します。

発表された製品の詳細はこちらのブログでご確認いただけます。

日本でのイベント情報


*本記事は、Announcing IBM Power10 Scale-Out and Midrange Servers: The Right Compute Architecture for Today’s Unpredictable and Dynamic Business Climate(著者: Ken King, General Manager, IBM Power)の抄訳に、日本で企画されるイベント情報を追加したものです。


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