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SAP環境におけるDb2 LUWの優位性

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SAP環境におけるDb2の優位性

9月21日(木)「SAP環境におけるDb2の優位性とは」と題し、ビジネスパートナー様向け特別セミナーを弊社箱崎事業所にて開催しました。主に以下の3つのテーマでご説明させていただき、多数のビジネスパートナーの皆様にご参加いただきました。

<セミナー内容>

  •  SAP環境でのDb2 LUWの優位性と他社DBからの移行について
  •  SAPシステムのインフラとして必要な要件を全て備えたPower Systemsのご紹介
  •  SAP on IBM Cloudのご紹介

ここでは、このセミナーの開催報告と共に本セミナーでご説明したDb2の優位性について簡単におさらいしていきたいと思います。

SAP環境におけるDb2の優位性

Db2は優れたコストパフォーマンスを実現します

今回のセミナーでは、長年ヨーロッパ全体のお客様を対象にテクニカルセールスとしてSAP環境におけるDb2 LUWのプリセールス活動に携わっているGürsad Kücük(ゲルシャット・クチューク)をドイツIBMから講師に迎え、Db2の優位性やDb2への移行容易性について、コスト、パフォーマンス等の観点から多くの顧客事例を交えてご説明しました。

SAPのメンテナンスストラテジーに沿ったサポート期間

SAPシステムでお使いいただく場合のDb2のサポート期間は、SAPのメンテナンスストラテジーに沿って設定されています。現時点では、ABAPもしくは JAVAアプリケーションサーバーをベースにしたSAPシステムにおいてDb2 を使う場合、現在SAPで認定されている最新のバージョンであるDb2 11.1及び10.5は2025年末までサポートされます。つまり、2025年までの間にDb2のバージョンアップを行う必要はなく、システムのメンテナンスにかかる費用や時間を抑えることができます。
また、Db2に問題が発生したと考えられる場合は、Db2のライセンスをIBMから購入された場合であってもSAPのサポート窓口へコンタクトすることが推奨されています。Db2はSAPアプリケーションと密に連携しており、サポートについてもSAP、IBM両社でスムーズに連携して行なっているためです。
SAPシステムでDb2をお使いいただく場合のDb2のサポート期間、サポートプロセスについての詳細については以下をご参照ください。

さらに、Db2の新しいリリースは通常4〜8週間程度でSAPで認定されています。短期間での認定が可能なのは、Db2の新しい機能をいち早くSAPシステムでもお使いいただけるよう、両社による協業が積極的に行われているためです。

より少ないリソースで同等もしくはより優れたパフォーマンスを実現

SAP BW では、OLAP処理に最適なDb2 BLUアクセラレーション(動的インメモリーカラム型テーブル)が2013年からサポートされています。データを圧縮して保持し、メモリ上では圧縮されたままデータ処理が可能、SIMD(Single Instruction Multi Data)などCPUの機能を利用した効率の良い処理など、多数の優れた技術を用いることにより、他社データベースよりも少ないリソースで同等もしくはより優れたパフォーマンスを実現することが可能です。
なお、BWオブジェクトのカラム型テーブルへの変換は、Db2への移行(システムコピー)時に行うことが可能です。また、現在Db2をお使いいただいている場合は、用意されているツール(レポート)を用いて簡単に行テーブルからカラム型テーブルへ変換することができます。

豊富な移行事例

実際にTCOやパフォーマンスの観点でDb2を選択され、他社データベースから移行された事例は豊富に存在します。SAPのカスタムプログラムはデータベースの種類に依存しないOpen SQLを使ってデータベースへアクセスしていることが多く、カスタプログラムの大幅な書き換えもほとんど必要なく、多くのケースで標準の移行手法である異機種間システムコピーによるシンプルな移行が可能です。今までの豊富な移行実績に基づき、Db2へスムーズに移行していただくことが可能です。
<移行事例の一部ご紹介>
Anglian Water Services Ltd (US)
Eggers & Franke Holding GmbH (US)
Knorr-Bremse (1.1MB,英語)

<DB Online参考記事>
「SAP環境のデータベースにDb2を使えば大きくコストを下げられる」とIBMが主張する理由

セミナーにご参加いただいた方からは、「Db2を選択しない理由がないと感じた」といった感想をいただきました。
SAP環境でDb2を使っていただくことの利点をご理解いただける機会になったことを嬉しく思います。

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