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Red Hat OpenShift のマネージド・サービスが、次世代 VPC (Gen2)上で利用可能に

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この投稿は、2020年6月26日に、米国 IBM Cloud Announcements に掲載されたブログの抄訳です。

Red Hat OpenShift on IBM Cloud が、次世代 VPC(Gen2) 上でご利用いただけるようになりました

Red Hat OpenShift on IBM Cloudサービスが次世代のVPC(Gen2) 上で利用できるようになりました。米国南部、米国東部、ロンドン、フランクフルトの各マルチゾーン・リージョンでご利用いただけます。今後順次他のリージョンへも展開いたします。

 

IBM Cloud Virtual Private Cloud (VPC) とは?

IBM Cloud は、新しい VPC 機能への投資を続けており、IBM Cloud インフラストラクチャーに最先端のテクノロジーの導入を実施しております。

VPC は、ネットワーク、セキュリティー、拡張性、柔軟性、俊敏性など、Cloudで必要な機能を簡単に利用できる機能を提供いたします。

IBM Cloud Virtual Server for VPC (Gen2) は、ネットワーク・パフォーマンスを最大 80 Gbps まで提供できるため、お客様は、アプリケーションにおける帯域幅が広がり、短時間で大量のデーターのやりとりが可能となります。

Red Hat OpenShift on IBM Cloudとは?

Red Hat OpenShift on IBM Cloud は、OpenShift Container Platform 3.11の導入と構成を簡単化するマネージド・サービスとして 2019 年 8 月 1 日より提供開始いたしました。2020 年 4 月 24 日には、業界で初めてマネージドサービスとしてOpenShift Container Platform 4.3 のサポートを追加いたしました。

IBMのマネージド・サービスは、初期のプロビジョニング およびOSのバッチ、脆弱性対応、OpenShift スタックの更新などを含む継続保守を自動化して提供いたします。

別の重要な特長として、お客様のビジネス目標の達成に注力するため、運用の効率化をマルチゾーン・クラスターで高可用性 (HA) 構成となったマスター・ノードが通じて実現します。

マスター・ノード、ワーカー・ノードは、そのリージョン内にある 3つの物理的に別々のゾーンに分散されるように構成することができます。そして、ベアメタルを含む様々な物理的に専有できるコンピュート資源の選択により、お客様のミッションクリティカルなワークロードの稼働をサポートし、99.99% の SLA も選択可能です。

さらに、 PCI 、HIPAA-ready 、ISO 、SOC1 TYPE2 、SOC2 TYPE2 、および SOC3 を含むコンプライアンス対応も行なっておりますので、お客様の法規制への対応なワークロードの稼働もご支援いたします。

 

Managed OpenShift を VPCで、どうやって利用するのか?

Red Hat OpenShift on IBM Cloud Gen2 デモ  00:05:16

 

利用ガイド

1   IBM Cloud にログインします。
2   こちらのガイドを利用し  Virtual Private Cloud  を作成します。
3  コンソール上の、左側のメニュー「サービス」「コンテナ」 からRed Hat OpenShift on IBM Cloud を選択します。

 

4   「インフラストラクチャー」から、「VPC」を選択します。表示される既存の VPC インスタンスからデプロイ先を選択します。「ロケーション」ではクラスターをデプロイするゾーンを選択します。

 

5   「ワーカー・プール」ではフレーバー(サーバーのスペック)や台数を選択し、「リソース詳細」でクラスターの名称を指定して最後に「作成」をクリックしてください。
クラスター作成後にはスターター・キット・アプリケーションをデプロイすることで、マネージド OpenShift クラスターの利用を開始できます。

 

オリジナルブログ(英語) ;
https://www.ibm.com/cloud/blog/announcements/red-hat-openshift-on-ibm-cloud-on-vpc-gen2


投稿:IBM Cloud Blog Japan 編集部

 

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