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LogDNA をベースとした IBM Log Analysis と IBM Cloud Activity Tracker の新機能について
2021年01月27日
カテゴリー IBM Cloud Blog | IBM Cloud News | IBM Cloud アップデート情報
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この投稿は、2021年1月19日に、米国 IBM Cloud Blog に掲載されたブログ(英語)の抄訳です。
IBM Log Analysis with LogDNA および IBM Cloud Activity Tracker with LogDNA のすべてのインスタンスで、ログのアーカイブが1時間ごとになりました。
主な変更点
この変更によって、アーカイブされたログをより速く受け取ることができるようになり、丸1日分のログではなく、一部分のログだけを取得することができるようになります。さらに、新しいフォルダ形式により、Hive のパーティションのサポートが改善されます。
新しいフォーマットへの移行に伴い、以前の1日分のフォーマットのアーカイブと新しいアーカイブの間に少しオーバーラップが生じる可能性がありますが、ログを受け取ってからから24時間以内に、1時間ごとのアーカイブが確認できるようになります。詳細は、IBM Log Analysis with LogDNA および IBM Cloud Activity Tracker with LogDNA の公式ドキュメントをご確認ください。
新しいアーカイブ・ディレクトリーは以下のような形式です:
year=YYYY/month=MM/day=DD/<accountID>.<YYYY>-<MM>-<DD>.<HH>00.json.gz ( HH は24時間表記となります)
現在のアーカイブ・ディレクトリーは以下のような形式です:
/<accountID>.<YYYY>-<MM>-<DD>.<clusterId>.json.gz
また、現在のS3のアーカイブ・ディレクトリーは以下のような形式です:
YYYY/MM/<accountID>.<YYYY>-<MM>-<DD>.<clusterId>.json.gz
アーカイブ・ファイルの内容は、以前と変わりません。
ご利用にあたって
今回の変更は、アーカイブを有効にしているインスタンスに自動で適用され、インスタンスの再構成は必要ありません。
なお、アーカイブされたファイルを使うするシステム(データ・ウェアハウスなど(参照))をご利用の場合は、システムを更新して、新しいアーカイブ・ディレクトリー構造に対応させる必要があります。Export API や他の LogDNA アプリの利用方法は何も変わりません。アーカイブの詳細については、アーカイブガイド(英語)を参照してください。
より詳しくは
IBM Log Analysis with LogDNA (英語)および IBM Cloud Activity Tracker with LogDNA は、どちらも LogDNA とのパートナーシップにより提供される IBM Cloud サービスで、完全なログ管理サービス機能を提供します。どちらのサービスも世界の多くの地域で IBM Cloud 上で提供されているため、ログとクラウドのアクティビティー・イベントを両方配置することができます。
セット・アップは簡単で、すぐにワークロードを洞察することができます。プログラム識別情報のリンクをクリックして、今日からワークロードのパフォーマンスと健全性を可視化してください。
データからさらなる価値を実現するには
IBM Cloud Object Storage にデータをアーカイブすれば、新たな方法で運用ログからさらなる価値を実現することができます。詳細は以下をご覧ください:
- Cloud Object Storage をデータ・レイクとして使用するには(英語)
- IBM Cloud SQL Query を使用して、IBM Cloud Object Storage の LogDNA ログデータを分析するには(英語)
- データ・ウェアハウスやデータ・レイク用のサーバーレス・データ・パイプラインを自動化するには(英語)
翻訳:IBM Cloud Blog Japan 編集部
*このブログは、2021/1/19に発行された“ Rollout of Hourly Archiving for Log Analysis with LogDNA and Activity Tracker with LogDNA ”(英語)の抄訳です。
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