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Smarter Business

IBMのエキスパートたちが光る、2023年AWSアワード受賞者

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石橋 達司

石橋 達司
日本アイ・ビー・エム株式会社
IBMコンサルティング事業本部
AWSストラテジック・パートナーシップ
パートナー

本記事では、AWSとIBMの協業とその背景についてお伝えするとともに、2023年のAWS表彰プログラムとIBM社員の受賞についてご紹介します。

基幹システムモダナイゼーションの課題とIBMとAWS協業の役割

新型コロナウイルスが世界中に影響を与え、我々の働き方や生活も大きく変化しました。テレワーク、オンライン会議、電子決裁など、デジタル技術が一気に普及し、日本のデジタル化が急速に進んでいます。この流れに伴い、IT投資も盛んになっています。特に注目すべきは、ここ2年間で基幹システムへの投資が増加していることです。

現代のビジネス環境は予測が難しく、競争もますます激しくなっています。このような状況下で生き残るためには、企業は変化に迅速に対応できる仕組みや組織体制の構築が必要不可欠です。この危機感から、ITシステムのデジタル変革や基幹システムのモダナイゼーションに取り組む企業が増えているのです。

モダナイゼーションにおけるお客様の課題のひとつとしてあげられるのは、複雑なレガシー・システムです。長年のカスタム開発が重なり、日本のシステムは欧米と比較しても複雑さが増しています。次に、多くの日本企業がITベンダーに外注していることで、過剰投資が発生している場合があります。さらに、少子高齢化により、レガシー・テクノロジーのスキルやノウハウを持つ人材が減少していることも課題です。

IBMとAWSの協業により、これらの課題の解決策をお客様に提示しています。IBMは、AWSプレミアティアサービスパートナーとして認定されており、金融、ヘルスケア、移行、AIとデータ分析など、さまざまな業界や技術領域での深い専門知識と実績があります。これにより、クラウドへの移行やモダナイゼーションを加速させることができます。AWSはパブリッククラウドとしての長年の実績に裏打ちされ、多くのお客様に選ばれているクラウドです。これらの強みを掛け合わせることで、お客様の課題を素早く解決しています。

AWSの表彰アワードは、AWS技術を活用して企業のデジタル・トランスフォーメーションに貢献する優れたエンジニアに贈られるもので、その受賞者はクラウド・コンピューティングの専門家として高い評価を受けています。

このようなエンジニアがお客様を支援することで、IBMはAWSを活用した基幹システムのモダナイゼーションを円滑に進めることができます。AWSとIBMの協力を通じて、お客様のITにおける変革を成功に導けるよう支援します。

各賞の内容と受賞者

AWS Ambassadors
AWS Ambassadors(IBM外のWebサイトへ)は、AWSパートナー企業に所属する技術専門家であり、AWSプラットフォームに関する深い専門知識を有し、広くコミュニティーに知識を提供することに情熱を注いでいる人々です。彼らはAWSに関する情報を公の場で発信し、社内・外のコミュニティーに積極的に関与し、AWSの支持者であるアドボケートです。AWS Ambassadorは、AWSの革新的なテクノロジーやサービスに精通しており、コミュニティーに向けてAWSの利用方法や最良のプラクティスを共有することで、AWSの成長と拡大を支援しています。
AWSプロダクトや技術を社内外で積極的に紹介・普及させるエバンジェリストたちを表彰する賞です(プログラムの最高峰、Top of Top Engineers)。

Japan AWS Top Engineers
AWS Top Engineer Partner Program(IBM外のWebサイトへ)は、AWS Partner Network(APN)に参加している企業に所属しているAWSエンジニアを対象にした日本独自の表彰プログラムです。特定のAWS認定資格を持ち、所属企業を超えてパブリックに技術力を発揮した活動を行っている方、または技術力を発揮したその他の重要な活動や成果がある方を、AWS Top Engineersとして、AWS Japanが審査し選出しています。
AWS技術力を最も高いレベルで発揮したエンジニアを表彰する賞です。

Japan AWS Jr.Champions
AWS Partner Network (APN)参加企業に所属し、現在社会人歴1~3年目で突出したAWS活動実績がある若手エンジニアをAWS Jr.Champions(IBM外のWebサイトへ)として表彰するプログラムです。これは、AWSを積極的に学び、アクションを起こし、周囲に影響を与えているAPN若手エンジニアを選出しコミュニティーを形成する、日本独自の表彰プログラムです。
若手エンジニアの中でAWS技術力を持っている者を称える、未来を担う若手エンジニアへの賞です。

Japan AWS All Certifications Engineers
AWS ALL Certifications Engineers(IBM外のWebサイトへ)は、AWS Partner Network(APN)に参加している企業に所属し、「AWS認定資格を全て保持している」AWSエンジニア全員を対象にした表彰プログラムです。新しい認定資格が追加され、AWS認定資格を全て保持することの難易度は非常に高くなっています。そのような中、モチベーション高くAWS認定資格取得にチャレンジされている方々を表彰しています。
AWSが指定したすべての認定試験に合格した、万能なエンジニアたちです。

今年は次のメンバーがこれらの賞を受賞しました。昨年の1名から大幅に増えました。
AWS Ambassadors : 山崎 まゆみ
Japan AWS Top Engineers : 山崎 まゆみ、大西 孝高
Japan AWS Jr. Champions : 澤 秀哉
Japan AWS All Certifications Engineers : 木下 豊彰、李 克、星 幸平、池田 大、山崎 拓也

IBMとAWSは協業の取り組みを積極的に推進しており、AWS上でのアプリケーション開発、移行、管理に注力し、ハイブリッドクラウドやモダナイゼーションの要件に素早く対応しています。スキルアップした上記メンバーとともに、今後もお客様の変革を支援してまいりますので、AWS についてご相談がありましたら、ぜひIBMにお声がけください。