IBM PASE for i シェルおよびユーティリティー

PASE for i には、3 つのシェル (Korn、Bourne、および C shell) および PASE for i プログラムとして実行する多数のユーティリティーがあります。PASE for i シェルおよびユーティリティーでは拡張可能なスクリプト環境を提供しており、 その環境には業界標準およびデファクト・スタンダードのコマンドが多数含まれています。

PASE for i のデフォルト・シェル (/QOpenSys/usr/bin/sh) は、Korn シェルです。

PASE for i シェルおよびユーティリティーにアクセスするために、Run および i5/OS™ 端末セッション (QP2TERM) プログラムを呼び出すことができます。 このプログラムは、PASE for i コマンドの入力先のコマンド行を備えた対話式表示を提示します。 シェルまたはユーティリティーも含め、どの PASE for i プログラムを実行するにも、Run および任意の PASE for i プログラム (QP2SHELL) API を呼び出すことができます。

たいていの PASE for i ユーティリティーに、ディレクトリー /usr/bin 内の QShell と同じ名前が付いている (オプションと動作も似通っています) ので、PASE for i ユーティリティーは、ディレクトリー /QOpenSys/usr/bin または /QOpenSys/usr/sbin 内に用意されています。 PASE for i シェルの実行時には、一般的に、PASE for i PATH 環境変数には、ディレクトリー /QOpenSys/usr/bin/QOpenSys/usr/bin/X11、および /QOpenSys/usr/sbin が組み込まれます。 PASE for i 環境変数の初期値の設定の詳細は、任意の PASE for i プログラム (QP2SHELL) API の実行を参照してください。