DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows

DB2 製品の Java ソフトウェア・サポート

Java ベースのツールの使用や、Java™ アプリケーション (ストアード・プロシージャーやユーザー定義関数など) の作成および実行には、IBM® Software Development Kit (SDK) for Java 5.0.12.4 が必要です。
重要: DB2® データベース製品の最新のインストール要件については、最初に System requirements for IBM DB2 for Linux, UNIX, and Windows および System requirements for IBM DB2 Connect™ の技術情報を参照する必要があります。これらの技術情報は、IBM Software Product Compatibility Reports (SPCR) を使用しています。SPCR ツールを使用すると、DB2 データベース製品に関する、サポートされているオペレーティング・システム、システム要件、前提条件、サポートされているオプション・ソフトウェアの完全なリストを検索して見つけることができます。この DB2 インフォメーション・センターのトピックは、今後のリリースやフィックスパックで除去される可能性があります。

DB2 セットアップ・ウィザードまたは応答ファイルを使用して製品をインストールする場合に、インストールするコンポーネントで IBM SDK for Java が必要であるのに、SDK for Java がそのパスにまだインストールされていなければ、SDK for Java がインストールされます。

IBM Data Server Runtime Client または IBM Data Server Driver Package の場合、SDK for Java はインストールされません。

DB2 V9.7 フィックスパック 5 以降のフィックスパックには、IBM SDK for Java 6.0.9.1 が必要です。 この SDK は DB2 製品によってインストールされます。 以下の表は、以前のフィックスパックにおいて、DB2 製品でインストールされている SDK for Java のレベルを、に対するオペレーティング・システム・プラットフォームごとに一覧にしたものです。
表 1. DB2 V9.7 フィックスパック 5 より前にパッケージされている SDK for Java のバージョン
オペレーティング・システム・プラットフォーム インストールされている Java のバージョン
AIX® フィックスパック 1 以前: SDK 6

Fix Pack 2、3、および 4: SDK 6 サービス・リリース 7

HP-UX (Itanium ベース・システム) HP JDK for JSE HP-UX 11i platform (IBM が IBM Software 向けに調整を加えたもの) バージョン 6
Linux (x86) SDK 6 サービス・リリース 3
Linux (AMD64/EM64T) SDK 6 サービス・リリース 3
System z® 版 Linux SDK 6 サービス・リリース 3
Linux (POWER®) フィックスパック 1 以前: SDK 6 サービス・リリース 3

Fix Pack 2、3、および 4: SDK 6 サービス・リリース 7

Solaris オペレーティング・システム IBM 64 ビット SDK for Solaris、Java Technology Edition バージョン 6
Windows x86 SDK 6 サービス・リリース 3
Windows x64 SDK 6 サービス・リリース 3
注:
  1. SDK for Java ソフトウェアは、developerWorks® の Web ページ (http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/index.html) からダウンロードできます。 サポートされる SDK for Java のレベルのリストについては、『DB2 for Linux, UNIX, and Windows の SDK for Java のサポート』と題するこのセクションの後の表を参照してください。 Windows オペレーティング・システム・プラットフォームの場合は、IBM Development Package for Eclipse のダウンロード・ファイルを使用してください。
  2. DB2 GUI ツールは、Linux (x86)、Linux (AMD64/EM64T)、Windows (x86)、および Windows (x64) でのみ実行できます。
  3. Windows (x86) と Linux (x86) の場合:
    • 32 ビットの SDK がインストールされています。
    • 32 ビットのアプリケーションと Java 外部ルーチンがサポートされています。
  4. すべてのサポートされているプラットフォーム (Windows (x86)、および Linux (x86) は除く):
    • 32 ビットのアプリケーションがサポートされています。
    • 32 ビットの Java 外部ルーチンはサポートされていません。
    • 64 ビットのアプリケーションと Java 外部ルーチンがサポートされています。
  5. HP-UX プラットフォーム上の JDK は、IBM によって再配布することがライセンス交付された HP によって保守されます。この JDK は HP の Oracle Hotspot JDK によって管理されるポートですので、当然、国際文字セットのサポートは IBM 開発の JDK ではなく Oracle Hotspot JDK に従います。CP290 などの一部のコード変換表は、HP-UX プラットフォームではサポートされていません。

サポートされる Java アプリケーション開発ソフトウェア

以下の表は、サポートされるレベルの SDK for Java をリストしています。 リストされているレベルと、同じレベルの上位互換の後続バージョンがサポートされます。

SDK for Java のフィックスおよび更新は頻繁にあるので、すべてのレベルおよびバージョンがテストされているわけではありません。 ご使用のデータベース・アプリケーションに SDK for Java と関係した問題がある場合は、特定のレベルの SDK for Java の次の入手可能なバージョンを試してみてください。

IBM から提供されていないバージョンの SDK for Java は、スタンドアロン Java アプリケーションの構築および実行についてのみサポートされます。 新規の Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数の作成と実行には、DB2 for Linux, UNIX, and Windows 製品に同梱されている IBM SDK for Java だけがサポートされます。 以前の DB2 リリースによってビルドされた Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数を実行する場合には、詳細について、表 1 の『Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数』の列を参照してください。

表 2. DB2 for Linux, UNIX, and Windows でサポートされるレベルの SDK for Java
オペレーティング・システム JDBC ドライバー db2java.zip または db2jcc.jar を使用する Java アプリケーション JDBC ドライバー db2jcc4.jar8 を使用する Javaアプリケーション Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数 DB2 グラフィック・ツール
AIX 1.4.2 から 77 6 または 7 1.4.26 から 757  
HP-UX (Itanium ベース・システム) 1.4.2 から 717 71 1.4.26 から 77  
Linux (POWER) 1.4.2 から 73477 6 または 734 1.4.26 から 77  
Linux (x86) 1.4.2 から 72347 6 または 7234 1.4.26 から 77 5 から 7
Linux (AMD64 および Intel EM64T プロセッサー) 1.4.2 から 72347 6 または 7234 1.4.26 から 77  
Linux (zSeries®) 1.4.2 から7347 6 または 734 1.4.26 から 77  
Solaris オペレーティング・システム 1.4.2 から 727 6 または 72 1.4.26 から 77  
Windows (x86) 1.4.2 から 727 6 または 72 1.4.26 から 77 5 から 7
Windows (x64、AMD64 および Intel EM64T プロセッサー) 1.4.2 から 727 6 または 72 1.4.26 から 77 5 から 7
注:
  1. Hewlett-Packard から入手可能な同じレベルの SDK for Java は、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ で実行するスタンドアロン・クライアント・アプリケーションの構築と実行用にサポートされています。
  2. Oracle から入手可能な同じレベルの SDK for Java は、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ で実行するスタンドアロン・アプリケーションの構築と実行用にサポートされています。しかし、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ のプロパティー securityMechanism で暗号化を使用するセキュリティーのタイプを設定した場合、SDK for Java は使用する暗号化のタイプをサポートしている必要があります。 例えば、使用している SDK for Java は、256 ビットの AES (強) 暗号化をサポートしていても、56 ビット DES (弱) 暗号化はサポートしていない可能性があります。 IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ のプロパティー encryptionAlgorithm を設定して、暗号化アルゴリズムを指定することができます。 256 ビット AES 暗号化を使用するには、encryptionAlgorithm を 2 に設定します。Oracle が提供している SDK for Java で 256 ビット AES 暗号化を使用するには、Oracle から入手できる JCE Unlimited Strength Jurisdiction Policy File のインストールが必要になる可能性があります。
  3. SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 10 では、SDK for Java 1.4.2 SR6 の最小レベルが必要です。 Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5 では、SDK for Java 1.4.2 SR7 の最小レベルが必要です。
  4. Linux 上の SDK for Java 6 サポートは、SDK for Java 6 SR3 以降を必要とします。
  5. SDK for Java 6 SR2 以降が使用されている場合は、DB2LIBPATH=java_home/jre/lib/ppc64 を設定します。
  6. IBM SDK for Java 1.4.2 によってビルドされた Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数のサポートは、バージョン 9.7 で非推奨となり、将来のリリースで除去される可能性があります。 IBM SDK for Java 1.4.2 のサービス終了日は 2011 年 9 月です。 SDK for Java 1.4.2 への依存状態をこの日付の前に十分な余裕をもって除去することが推奨されています。 この依存状態の除去は、DB2 バージョン 9.1、DB2 バージョン 9.5、または DB2 バージョン 9.7 に含まれる SDK for Java を使用して Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数を再ビルドすることによって行えます。
  7. DECFLOAT を使用するには、SDK for Java バージョン 5 (1.5) 以降が必要です。詳しくは、Java アプリケーションでデータベース・データ・タイプにマップするデータ・タイプを参照してください。
  8. JDBC 4.0 の機能のみを使用する場合は、Java 6 で十分です。JDBC 4.1 の機能を使用する場合は、Java 7 が必要です。